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「慰安婦」問題 日本政府の姿勢批判 ― ソウルでシンポ 日韓中の研究者ら参加

2014-08-15 | 事実に基づいた歴史認識を!

 旧日本軍「慰安婦」問題と戦時性暴力に関する国際シンポジウムが14日、ソウル市内で開かれ、日本、韓国、中国の研究者らが問題解決にむけ意見を出し合いました。

 韓国の慰安婦「被害者」は現在54人で平均年齢は88歳です。“「慰安婦」問題は解決ずみ”として国連の解決勧告を無視する日本政府と、“強制性はなかった”などとする一部勢力の姿勢を、シンポジウム参加者はそろって批判しました。

 議長の申秀(シンヘス)韓国・国連人権政策センター代表は、「朝鮮半島と中国の被害者は、自分がどんなところに連れて行かれるかもわからなかった性奴隷として扱われた」「(「慰安婦」問題を)議論し解決することは、現在の戦時性暴力にも関連する問題だ」と指摘しました。

 日本から岡野八代・同志社大教授、永井和・京大教授、阿部浩己・神奈川大教授が参加。永井氏は、戦時中の日本の内務省史料を示し、慰安所が日本軍の施設であったことを論証しました。

 上海師範大学の蘇智良教授は、中国の「慰安婦」被害について説明しました。同国の被害者は現在23人、平均年齢は87歳。蘇氏は、日本政府が戦時中の犯罪を認めるため努力が必要だと強調。集団的自衛権行使容認の「閣議決定」に懸念を示し、「日本が戦争を起こすことができるよう」になれば「慰安婦」のような人権侵害が再び起きかねないと主張しました。

 シンポジウムは韓国女性政策研究院が主催し、韓国女性家族省が後援。1991年、韓国の金学順(キムハクスン)さんが被害者として初めて名乗りでた8月14日にあわせ開催しました。同省の金姫廷(キムヒジュン)長官があいさつし、「慰安婦」に関する史料をユネスコの世界記録遺産に登録することなど、「さまざまな方策で問題の解決をはかっていきたい」と表明しました。

 


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