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きょうの潮流

2017-10-19 | コラム

「せまい日本 そんなに急いで どこへ行く」。1970年代の前半にはやった交通安全の標語です。マイカー時代の突入によって当時は交通事故もうなぎ登り。死亡者も急増する交通戦争の真っただ中でした▼2000年に入ると「新世紀 になうこの子に チャイルドシート」。交通安全協会が毎年公募してきた標語はときどきの状況を表現してきました。「あおり運転」が横行している昨今はどうか▼JAF(日本自動車連盟)のアンケート調査では半数以上のドライバーが運転中にあおられた経験があると答えています。警察のまとめでも、同様の運転などで昨年摘発されたケースは全国でおよそ7600件。9割近くが高速道路での違反でした▼今年6月。東名高速で執ように進路を妨害されたうえ、追い越し車線で車を止めさせられた夫婦が後続のトラックに追突されて死亡した事件が大きな問題に。8月には京都でオートバイをあおり、けがを負わせて逮捕された男が危険運転傷害罪で起訴されています▼抑えきれない怒りが攻撃的な行動になって現れる。割り込み、クラクション、パッシング―。言い分はともあれ、あおり運転は重大事故につながります。先の男は「オートバイのスピードが遅かったので嫌がらせをしてやろうと思った」と▼ハンドルを握ると人格が変わる人も。車事情が社会の反映だとすれば、いらだつ運転は人の心を映し出しています。そういえばこんな標語もありました。「まずゆとり 車間距離にも 心にも」

 

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