立憲主義の回復、個人の尊厳を守る政治をつくり、市民の日常に立脚した政治を求めようと、関西市民連合は22日、京都市左京区の京都大学で「リスペクトの政治に向けたシンポジウム」を開き、約120人が参加しました。
西牟田祐二・京都大学教授があいさつしました。
日本共産党の、こくた恵二衆院議員・国対委員長、民進党の福山哲郎参院議員があいさつし、社民党、自由党がメッセージを寄せました。
こくた氏は「お互いに尊敬し、敬意を払い、一致点を見いだしていくことを基礎にすえてがんばりたい。安倍政権打倒の一点で団結したい」と述べました。
福山氏は、安保法制の廃止や共謀罪の問題に触れ「国会のたたかい、市民の協力をしっかりやりたい。もちろん立憲4党の国会での共闘はいうまでもない」と語りました。
牟田和恵・大阪大学教授が記念講演し、個人や家族の問題と見られてきたことを社会の問題とし政治化させてきた女性解放運動と、トランプ政権に対する大規模な抗議行動「ウィメンズマーチ」とのつながりを指摘。牟田氏は「個人的な『小文字』の政治と、国家予算といった『大文字』の政治は一体のものだ。政治をわたしたちのものにすることでしか希望は生まれない」と強調しました。
パネルディスカッションでは、市民グループ「SADL」や「ママの会」のメンバー、大学教員らが、子育て、介護、LGBTなど「生きづらさや生活しているなかでのもやもや」を出し合いました。