来年1月に任期が切れる籾井勝人NHK会長の再任に反対し、公共放送にふさわしい会長選任を求める集会が21日夜、東京・渋谷のNHK放送センター前で開かれました。NHK元職員でつくる「全国退職者有志」が主催し、「NHK報道を市民の手にネットワーク」が協賛。呼びかけに応えた市民ら300人が参加しました。
全国の市民団体や退職者有志が進める「籾井現会長の再任に絶対反対し、推薦・公募の採用を求める」署名は3カ月で3万4千人を超え、会長の任免権を持つNHK経営委員会に届けられています。
リレートークでは、有志代表の門目(かどのめ)省吾さんらが訴えました。門目さんは「籾井さんの罷免を3年間求めてきた。どうしても辞めてもらわなければならない」とのべました。
参加者は「NHKで働くみなさんへ」と題したビラを配布。職員やNHK労働組合(日放労)に対して、「何らかの形で再任に反対の意思表示を」と呼びかけました。