初タイトルを獲得した17歳と女流四冠の18歳―囲碁界でいちばん熱い若手の対決として注目された、第42期新人王戦(しんぶん赤旗主催)準決勝、芝野虎丸七段(17)と藤沢里菜女流本因坊(18)の対局が3日、東京・日本棋院でおこなわれ、白番の芝野七段が勝って、初の決勝進出を決めました。
芝野七段は、全棋士参加の竜星戦で史上最年少優勝を飾り(7月31日)、初タイトルを獲得しました。2014年9月入段、2年11カ月の史上最短で七段に昇段したばかり。今期が新人王獲得のラストチャンスです。
小学生で入段して脚光を浴びた藤沢女流本因坊は五つある女流タイトルを四つまで保持する、いまや女流囲碁界の第一人者です。勝った芝野七段は「新人王戦は今回がラストチャンスになるので全力を出し切りたい」と語りました。
準決勝第2局、孫喆(まこと)五段(21)対西健伸(たけのぶ)二段(17)関西棋院=戦は7日(月)です。