わたしの起床時間

飲み過ぎた夜以外は、自然に早く目が醒めてしまう。
大体、４時頃。
何かに追い立てられるように。
そして、暗い布団の中で、さまざまな妄想にふける。
それは、夢うつつの様でもあり、
確かな思索の時もある。
そこで考えたことを、文章にすることもある。
映画のレビューであったり、詩であったり、小説であったり。
５時過ぎには、布団から這いずり出して、パソコンに向かう。
今のように寒い時期は、殊更に孤独感が込み上げてきて、
心の寒さゆえに、もう一度、布団の中に潜り込むことがある。
しかし、もはや布団の中に戻っても、寒々とした心冷えは温められることはなく、
深々と寒さはつのるばかりなのだ。
いたたまれなくなって、再び起きだして、ブログの中を覗き込む。
そこにある僅かな光に縋るようにして、ようやくわたしの朝は始る。
こんなことを繰り返していて、良いことは少しもない。
まるで、精神の徘徊症だ。
頭の中が次第に蝕まれていくのが判る。
無意味に時間が過ぎ去っていくのが堪らなく恐く、切ない。
ああ、誰か、わたしに至福の時間をください。
この彷徨える魂に救済を与えてくださいませ。