ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

しずこころなく

2009年03月22日 20時37分00秒 | 花・自然
今年は本当に春が早い。
なんだか急にあちこちで咲き始め、
今日は雨降りにもかかわらず、
わたしが勝手に「わたしの木」と呼んでいる桜は
このあたりでもとりわけ早くて、
もう、すでに3-4分咲き。

写真には撮れなかったけれど
かわいいうぐいすが2羽、
さかんに花をついばんでいて。



桜が咲き始めると訳もなく、
心が自然に沸き立つと同時に、
落ち着かなくなるのはなぜかしら。

桜は咲き始めてから散るまでが短いから、
その美しさを少しでもたくさん、
心に刻み付けたいと願うせいかな。

来週は少し寒さが戻るみたいだから
桜もちょっと急ぐのをやめて
ゆっくりゆっくり咲いてくれるといいな。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花のようになったらば

2009年03月20日 19時26分00秒 | 友人・仲間
のほほんと見えるこのわたしにも
苦手な人というのはあって、
時には人間関係のストレスというものも。

それが先日、とある友人と話していたら
友人の口からふと、昔とても苦手だった人の名が。
その友人も、その人には何度も泣かされたそうだけど、
驚いたことにわたしが最もストレスを感じていた頃、
その人がわたしのことをいつもほめていた、と言うのです。
しかも、その人からは大概の人の悪口は聞いたけれど
わたしの悪口だけは、聞いたことがなかった、と。

にわかには信じられず、ただただ驚くばかり。
だってその人には、本当に嫌な思いをさせられて
嫌われていると、今の今まで信じていたから。
わたしなりに、精一杯努力はしたつもりだったけど
返ってくるのは、不快な言葉や態度ばかりだったから。
そう言うと、その友人は
「それは、裏返しだったんじゃないかしら」と。



でも、もしその友人が言ったことが本当だとしたら
わたしは、その人に謝らなくては。
どれだけ嫌な思いをさせられたからとは云え
わたしは、その人の悪口を言ってしまった。
友達や親しい人たちに、愚痴ってしまった。
その人が発する不快なものに毒されないことに精一杯で、
その人がどうしてわたしにそういう態度を取るのかまで
思いやることなど、まるで出来ずに。

先日、NHKのとあるドキュメンタリー番組の中で
夜な夜な中学生に瓶や石を投げられるからと
NPOに助けを求めにきたホームレスの男性がつぶやいていました。
「でも、あの子達は家はあっても、帰る場所がないんじゃないか。
誰からも、心配されていないんじゃないか。
俺はホームレスだから、その気持ち、分かるけどな。」

自分に石を投げる中学生の孤独を
そのホームレスの男性は思いやることが出来るのに
わたしに嫌な態度や言葉を投げてくるその人の思いを
わたしはどこまで、思いやろうとしただろう。

「人が投ぐる憎しみを胸にあたため、
花のようになったらば、神の前に捧げたい」(八木重吉)

だからといって、その人と連絡を取りたいとは思えず、
ましてや、その人から受けたものを胸にあたためることも
花のようにすることも出来なかったけれど
せめて、わたしの心の中にまだ残っていた、
その人に対する負の思いを、
ごめんなさいの思いと共に、手放そう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春のめざめ

2009年03月19日 17時04分00秒 | 花・自然
このところの陽気に誘われて
春が一気に目覚めたみたい。
近所の桜の木も、ちらほら咲き始めました。
まだ3月半ばだというのに、
今年は本当に春の訪れが早くて。



そしてこれはわたしのマンションの玄関脇でみつけた
あざやかなさくらんぼ色の花。
桃かしら、梅かしら。



そして先日、インターンさんのお母さんが
大量に「いかなご」を炊いたというので
一部をランチに持ってきてくれて。
これが、山椒がよく効いて甘さも上品で、
おいしいおいしいと、みんなで大絶賛。
そうしたら、今度は柚子風味のも炊いたというので
いただいてしまった、おすそ分け。



いかなごは、神戸周辺でのこの季節の風物詩。
春を呼ぶこの味を、
早速おいしくいただいています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひとりと一匹たち

2009年03月16日 15時38分00秒 | 生活
先日、NHKのETV特集の再放送で
ひとりと一匹たち~多摩川河川敷の物語」を観ました。
多摩川河川敷で暮らすホームレスの人々と
捨てられた犬や猫たちの暮らしを追ったドキュメンタリー。

今更ながらに、家や仕事を失って
ホームレスとして生きていくことの過酷さに胸がふさがれる。
2日間走り回って集めた空き缶の山が
わずか3,000円弱。
それでもそこから1,500円を使って
捨てられた犬や猫の餌を買っている人もいました。



立派な家や食事に恵まれながら、
飼い犬や、仔猫を、壊れたおもちゃのように捨てる人々。
その一方で、今日食べるものにも事欠く生活なのに、
捨てられた犬や仔猫に食べ物を分け与え、愛おしむ人々。

人間らしさや、ぬくもりを持っているのは
果たしてどちらだろうと思うとき、
この悲しい現実に、より胸が痛む。

そんな社会を嘆いているだけでいいのか、
この現実を悲しんでいるだけでいいのか、
あれからずっと、考えさせられています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おいしい誘惑

2009年03月13日 17時52分00秒 | グルメ
からだの中から「きれい」と「元気」を引き出そうと
プチ・マクロビを少しずつ取り入れ始めたところなのに、
おいしいものを食べたい!という誘惑に負け、
とびきりおいしいイタリアンに行ってしまいました。

摂津本山駅前にある、イル・フラテッロ。
落ち着いた品のいい店構えの、
ちょっとぜいたくなイタリアン。
初めてなのに、お任せでお願いしたのだけど
まあどれもこれも、おいしいことと言ったら。



2種類出てくるパスタ料理も
手打ちの生麺で、もっちもち。
自家製のパンの盛り合わせも付いていて。
デザートの右手前の「蜂蜜ジェラート」には
ほっぺたがとろけて、落っこちてしまいそう。

イル・フラテッロの名前通り、
兄弟二人でお店を切り盛りしているのだけど
二人ともとてもハンサムというおまけつき。
たまには誘惑に負けるのも、
「きれい」と「元気」には欠かせないこと、と
思うことにしようと決めたわたしなのでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする