ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

ひとりと一匹たち

2009年03月16日 15時38分00秒 | 生活
先日、NHKのETV特集の再放送で
ひとりと一匹たち~多摩川河川敷の物語」を観ました。
多摩川河川敷で暮らすホームレスの人々と
捨てられた犬や猫たちの暮らしを追ったドキュメンタリー。

今更ながらに、家や仕事を失って
ホームレスとして生きていくことの過酷さに胸がふさがれる。
2日間走り回って集めた空き缶の山が
わずか3,000円弱。
それでもそこから1,500円を使って
捨てられた犬や猫の餌を買っている人もいました。



立派な家や食事に恵まれながら、
飼い犬や、仔猫を、壊れたおもちゃのように捨てる人々。
その一方で、今日食べるものにも事欠く生活なのに、
捨てられた犬や仔猫に食べ物を分け与え、愛おしむ人々。

人間らしさや、ぬくもりを持っているのは
果たしてどちらだろうと思うとき、
この悲しい現実に、より胸が痛む。

そんな社会を嘆いているだけでいいのか、
この現実を悲しんでいるだけでいいのか、
あれからずっと、考えさせられています。

コメント
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