ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

かけがえのないもの

2009年01月31日 17時23分59秒 | 友人・仲間
昨夜は、仕事の関係で関西に来た
名古屋在住の大学時代の友人と食事。
彼女と会うのは1年ぶり以上だったけど
思い出話から、お互いの近況まで
時を越えたおしゃべりに、楽しいひとときでした。

彼女とは、共通の親しい友人を亡くすという
忘れることのない悲しみを共有する仲だけど
そのことは、お互いの胸にそっと秘めたまま。

帰る電車の中でしみじみ思ったのは
彼女は彼女にしか出来ないことをしてるなあ、ということ。
二人の子供を育てながらフルタイムで働き、
音楽家のご主人を支えながらも
自分の趣味のダンスにも打ち込み、
こうして遠くに散らばっている友人の間を
面倒を惜しむことなく、繋いでくれている。
それはわたしには、到底出来そうにないこと。



そして多分、こんなわたしでも
わたしにしか出来ないことをしているのでしょう。
わたしのこの環境と、家族や仲間たちがいてからこそ、出来ること。
だからこそ、させて頂けていること。
このありきたりの、ささやかな日々の中で。

それは何も特別なことじゃなくて、
ひとりひとりが、みんなしてること。
例えば目の前の椅子で眠りこけるサラリーマンも
彼の家族を幸せにすることは、彼にしか出来ないこと。
みんなその人にしか出来ないことをしながら送る、
当たり前の、ありふれた日常。

特別なことじゃないけれど、
そのことが、ひとりひとりを
きっと特別な存在にしてるんだろうな。
だから、人との関わりは、
かけがえのない贈り物をくれるんだろうな。

わたしは必ずしも付き合いのいい方ではないけれど
ブログでわたしの近況を知って、
わたしの家族のことを気遣いながらも
一度会える?と、誘ってくれる友人がこのところ何人もいて。
すぐにお返事、出来てない人もいるけれど
いっぱいいっぱい、感謝しています。

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