mimi-fuku通信

このブログを通して読み手の皆様のmimiにfukuが届けられることを願っています。

【山代温泉(加賀市)/古総湯(デジタル掛軸)/大田楽(屋内公演)】

2013-08-14 11:00:00 | 街ネタ(写真館)

2013年8月5日。
山代温泉(石川県加賀市)の夏の風物詩となった山代大田楽を見に行った。
今年で18回目となる“大田楽2013”は8月4日と5日の2日間。
今年は“天の気紛れ”か、両日共に狙い撃ちしたかの雨。
特に、
初日の4日は日中の好天が一転し午後8時の開始時間に雷雲と土砂降り。

南から北上した積乱雲が原因で大田楽史上最悪の1日にとなった。
*8月4日と5日の“つぶやき”はカレンダーから5日、6日を日時選択。

大田楽については過去に2~3度観覧しているので行くつもりはなかった。
事情が変わったのは2日目の5日の公演が加賀市文化会館での開催。
野外での通常公演(有料と無料)は人に紛れストーリーを確認することが難しい。
亡くなった狂言師:野村万之丞の傑作物語をホールで観る。
*これは私の小さな願いでもあった。

時代と文明の利器は日程を容易に教えてくれる。
5日の屋内公演は地元の方のツイッターの呟きで知った。

※ ※ ※ ※ ※


1.


2.


3.


4.


5.

5枚の画像は大田楽に連動して企画されたデジタル掛け軸。
大田楽の会場(服部神社)から程近い山代温泉のメイン・スポット。
残念な事に大田楽が荒天により2日目の夜は人影も疎ら、
制作は小松市在住の照明デザイナー:長谷川 章氏。
http://dk.popculture.jp/profile_j.html

次々と変わる建物の表情は観ていて楽しい。
山代温泉古総湯は近年建てられた復刻建造物。
ステンドグラスが金沢の尾山神社を彷彿。
明治の時代の庶民の美的センスと粋(いき)を感じる。
*洗い場はなく、身体を洗う場合は隣接の山代温泉総湯で入浴。
古総湯は湯舟に浸かることと2階での休息がメインの湯治施設だ。

☆デジタル掛け軸は2013年8月16日、17日(夜)にも行われる予定☆
~2013/08/17/pm3:00~ YAMASHIROアートマーケット2013

※ ※ ※ ※ ※



2013年8月5日の山代大田楽は屋内(ホール)で行われた。
*会場の加賀市文化会館は大田楽(野外開催)の駐車場にも使用される。

会場のアナウンスで写真撮影禁止が告げられたので、
演舞終盤の演者の退場のみを撮影をした。
*途中からの入場者はアナウンスを聞いていないので自由に撮影していた。
デジタル時代の情報拡散を考慮すれば撮影許可もありではなかったか?
ただし三脚の禁止とフラッシュの禁止は舞台演出を考えれば当然。

結論を言えば屋内開催は大成功だった。
演出部では入場の華やかさは衣装の確認と演者の多さ。

最初の笙の音色は緊張感があり固唾を飲んで見守った。
幻想的な開始から日本の伝統的踊りの数々は絵巻物。
衣装も京の都から地方に伝承される田楽の装いが融合。
子供達の可愛さや、お決まりの躓きは会場の笑いを誘った。
日本芸能とは関係のないアクロバットや変面(中国)には大きな拍手。
狂言師:野村万之丞さんの気迫が今に伝わる華やかな舞台に共感。
望むべきは縦の線や横の線の不揃いを合せることで完成に近付くだろう。

初めてのホール公演を観た感想を書き綴ったが、
“禍(災い)を転じて福となす”

*願うべきは2日間の野外公演の前夜祭としてのホール公演の常設。

ホール公演を続けることでが年々に高い評価を得れば、
小松市、能美市、金沢市のホールに出張公演も可能だし、
山代温泉の観光をアピールするために、
大都市での大田楽公演も視野に入る。
*ただし内外の高い評価は必須事項。

私はホール公演を見て“その価値”を感じた。


PS:夏の夜毎ごとに出現する田楽演者のストリート演舞。
   観光の目玉としての田楽はアイデアに枚挙がない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8月13日(火)のつぶやき:ペル... | トップ | 8月14日(水)のつぶやき:小学... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

街ネタ(写真館)」カテゴリの最新記事