虹色と幸運

『虹色と幸運』　柴崎友香　読了

～イラストレーターの珠子、大学職員のかおり、雑貨店を始めた夏美。
30代になった3人が、人に会い、おしゃべりし、いろいろ思う一年間。
「なんだか目の前の作業してるうちに八年も経っちゃったよ」
「どうするかなー、今後の人生」。
仕事、恋愛、家族関係。人生は迷うが面白い！
人、風景、出来事など日常の細部が輝きを放ち、
生きることを肯定する感動作。～

何も起きない、特別なことは

悩める30代
なんだか懐かしいと感じるのは
今の自分の年齢だけが理由じゃないのかも

こんな時代じゃなければ
もっと違う見え方するんだろうな

珠子ちゃんがおばあちゃんのしづさんに
「十年後って、わたし、なにしてそう？」って聞いた時
「わからないよ。好きなことしてるんじゃない？
だれでも、好きなことしかできないからね、結局は」だって
うん、そうだ