『手のひらの音符』 藤岡陽子 読了
~デザイナーの水樹は、自社が服飾業から撤退することを知らされる。
45歳独身、何より愛してきた仕事なのに…。
途方に暮れる水樹のもとに中高の同級生・憲吾から、恩師の入院を知らせる電話が。
お見舞いへと帰省する最中、懐かしい記憶が甦る。
幼馴染の三兄弟、とりわけ、思い合っていた信也のこと。
“あの頃”が、水樹に新たな力を与えてくれる―。
人生に迷うすべての人に贈る物語!~
昔から涙腺が弱かったワタシ
初老に突入した今、下瞼のせきとめ力も弱まり
帰りの電車で何度も涙したという
そんな一冊
滂沱の如くってわけじゃないの
じわっと染み出てくる感じ
何も大きなことは起こらない
特別な感動があるわけでもない
それなのに心がすーっと物語に寄っていくのは
きっと時代設定や主人公の年齢が限りなく自分だからかも
「信也の言葉を聞いて、水樹は思わず目と唇を硬く閉じる。
そして息も止めて自分に栓をしたけれど、どうしても
溢れてくるものを止められなかった。
人は嬉しくても涙が出るのだということを、
生まれて初めて知った日だった。」
嬉し涙のなんて美しいこと
最近流した嬉し涙はどれだったっけ?
初めて流した嬉し涙はどんなだったっけ?
「独りで生きるのは平気だけれど、
時々はだれかと触れ合いたいと思った。」
なんかこのくだりもいいなぁと思ったら
解説の人も全く同じところを引用してるし
そうだよねぇ
本を読んでいてよくある感情
ラスト30ページほどになると
早く先を読みたいし終わりたくもない
だから今日読み終わっちゃって
なんだかポカンとしているのであります
~デザイナーの水樹は、自社が服飾業から撤退することを知らされる。
45歳独身、何より愛してきた仕事なのに…。
途方に暮れる水樹のもとに中高の同級生・憲吾から、恩師の入院を知らせる電話が。
お見舞いへと帰省する最中、懐かしい記憶が甦る。
幼馴染の三兄弟、とりわけ、思い合っていた信也のこと。
“あの頃”が、水樹に新たな力を与えてくれる―。
人生に迷うすべての人に贈る物語!~
昔から涙腺が弱かったワタシ
初老に突入した今、下瞼のせきとめ力も弱まり
帰りの電車で何度も涙したという
そんな一冊
滂沱の如くってわけじゃないの
じわっと染み出てくる感じ
何も大きなことは起こらない
特別な感動があるわけでもない
それなのに心がすーっと物語に寄っていくのは
きっと時代設定や主人公の年齢が限りなく自分だからかも
「信也の言葉を聞いて、水樹は思わず目と唇を硬く閉じる。
そして息も止めて自分に栓をしたけれど、どうしても
溢れてくるものを止められなかった。
人は嬉しくても涙が出るのだということを、
生まれて初めて知った日だった。」
嬉し涙のなんて美しいこと
最近流した嬉し涙はどれだったっけ?
初めて流した嬉し涙はどんなだったっけ?
「独りで生きるのは平気だけれど、
時々はだれかと触れ合いたいと思った。」
なんかこのくだりもいいなぁと思ったら
解説の人も全く同じところを引用してるし
そうだよねぇ
本を読んでいてよくある感情
ラスト30ページほどになると
早く先を読みたいし終わりたくもない
だから今日読み終わっちゃって
なんだかポカンとしているのであります