『崩壊の森』 本城雅人 読了
~日本人特派員、土井垣侑が降り立ったソ連は
“特ダネ禁止”の地だった。謎に包まれた帝国で監視の目を潜り
取材を開始する土井垣。しかし、その周囲では次々に
不可解な出来事が起こるーー。世界的スクープを報じた
斎藤勉をモデルに、魑魅魍魎が蠢くソ連崩壊前夜を
圧倒的リアルで描いた社会派エンタメ。~
この本の単行本発売が2019/3/20
文庫本第一刷が2022/2/10
そして今のロシアの状況
限りなく現実に近いフィクションということで
かえってフィクションの良さが出てなかったのでは
これなら史実として「当人の感想」を交えた
ノンフィクションとして仕上げた方が
面白くなったのでは
なんてこと言っても
ものを書くってことはすごいことだと思うし
それを生業としている人への尊敬は変わらないけれど
〇〇人気質ってのはあると思う、やっぱり
持って生まれたものというより
育つ気候や環境・言語といったものが作り出すんだと
国境は人間が便宜上作っているものだから
そう、ただ便宜上のものだから
世の隣人たちと穏やかに暮らせる世界になればいいのにと
心の底から思う