プロフィアの続きです…
加工に出してたシリンダーヘッドが戻って来ました。
今回はオーバーヒートした訳ではありませんでしたが歪んでました。
しかも0.08mmも…
歪みの基準値は0.05mm以下なのでオーバーしてます…
やっぱりヘッドを外したら測定も含めた研磨は必要ですね…笑
ノズルチューブもあまりイイ状態ではなかったので交換してもらいました。
バルブのラッピングを行い…
バルブを組んでいきます…
カムアイドルギヤは仮組み…
ヘッド下面もしくはブロック上面を研磨するとタイミングギヤのバックラッシュが変わってしまいますが、このE13Cはアイドルギヤで調整が可能なので測定するまでは仮組みです。
バックラッシュが調整可能ならついでにヘッドガスケットも厚み違いを数種類出してくれればいいのに…と思いますけどね(^_^;)
画像のカムアイドルギヤのセンターシャフトのノックピンを抜いてセンター位置をオフセットさせる事で調整します。
経験上0.05mm以下の研磨量なら基準値を外れる事はまず無いと思いますが…
今回は0.08mm研磨してるので要確認です。
マニホールドも組み付けて…
ヘッドを載せる下準備を…
スタッドを抜いたエキマニとターボ側のネジ山は載せる前に必ず修正しときましょう…
ブロックもオイルストーンで掃除して…
新品のヘッドガスケットをセット…
慎重にドッキング。
ヘッドボルトを2人がかりでヘロヘロになりながら締め付けたら…
ガスケットを入れ、抜いたスタッドを先に入れておきます。
ターボ内に異物が入り込むと嫌なので締め付けも。
ヘッドの締め付けも終わったのでカムアイドルギヤのバックラッシュ測定…
ヘッド側アイドルギヤとブロック側アイドルギヤのバックラッシュ基準値は0.038〜0.356mmとなっており測定の結果0.315mmなので合格。
という事でギヤの調整は必要なさそうです。
0.1mm研磨してたらダメだったかも知れませんね…
インジェクターの取り付けや…
カムシャフトも…
メタルは新品に交換です。
インジェクションパイプも…
その日はそこまで。
翌日から更に続きを…
ロッカーシャフトを載せて…
規定のトルクで締めた後、指定の角度で塑性域締め付け…
で、バルブクリアランスの調整…
INが0.28mmで…
EXが0.49mm…
調整が終わったらジェイクブレーキの取り付け…
スレーブラッシュの調整…
クリアランスは1.3mm。
で、ヘッドカバーの取り付け。
更に周りの補機類も…
燃料フィルターケースや…
EGRなど…
サーモスタットは勿論新品に…
と、明日は土曜日なので車検のお手伝い…
一旦作業はストップです。
続きは来週から…
話変わりますが最近使ってる液体パッキン
…
まずは今まで使ってた液体パッキン…
使用するメーカーはスリーボンドやピットワーク、ドライブジョイなど様々ですが形は全て同じチューブタイプ。
それにこのようなシボリ用のノブを付けてガスケットを押し出して塗布していましたが…
シボリ加減と手を送るスピードの調整が意外と難しかったり、使い始めは良くてもフタを開けて時間が経つと押し出すのに力が必要だったりと苦労する事もしばしば…
他にもコーキングガンのようなカートリッジタイプもありますが一度に大量に塗布する場合は有効ですが普段使いにはデカ過ぎるし小物には使い難い…
そんな理由で殆どの方がチューブタイプを使用してると思うんですが…
最近使って大ヒットしたのがコレ↓
ロックタイトの液体パッキンなんですが…
最大の特徴はケースの中が二層構造になってて片側に液体パッキン、もう片方に高圧ガス(HFC134a)が封入されており付属のレバーを握るとガスの圧力で液体パッキンが押し出されてくるんです…
コレがまたすごい楽に液体パッキンを塗布出来るんです…
レバーの握り具合で吐出量も調整できるので片手でも均一に塗布する事が可能です。
内容量は260gで、金額的にも標準的なチューブタイプの100gを2本買うより安いです。
こんな感じで適当にレイアウトを決めて試してみると…
片手で楽にしかもキレイに塗布出来ます…
チューブタイプは両手じゃないとキレイに塗布出来ませんからね。
コレを営業さんからやらせて貰った時に即決でした…笑
決してロックタイトの回し者ではありませんが、これはおススメです…笑
お疲れ様です^ ^
おぉ…早速注文しましたか‼︎
実際に使ってみるとその使い易さにもう普通のチューブタイプには戻れないと思いますよ…笑