おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

見たこと、あるような・・・・

2011年08月04日 | 日記・エッセイ・コラム
話上手な人との会話を楽しむ
 
って思うのは、こっちに余裕がある場合であって、
急いでいたり、考え事があるときには、
どうやって話を切り上げようか?と悩む
 
仕事終わり、軒先に停めていた原付に焦点が逢った刹那、
おぉ!と、ガソリンがない事を思い出した
思い出したとは言え、給油のタイミングは
この時しかない
 
しかし、この時は・・・・
 
行きつけのGSに向かう
 
昼間なら、女の子や、
寡黙な店員さんもいるのだが、
この時間だと・・・・
 
原付を滑り込ませる前に、
その人が立っているのが視界に入る
 
「お疲れ様です!」
 
明るい声で迎えられた
笑顔で返す
特に用事があるとか、そういうことではなかったが、
会話の好きな人のやり取りが
億劫なときは、誰にでもあるはずだ
今日の僕がそういう感じだった
 
「省エネやね!」
 
原付通勤を続ける僕に投げかけられた言葉
いやぁ!省エネやったら、自転車通勤の方がええんちゃいます?
と、返答しようかと思ったが、
少しだけ考えてやめた
 
昔、自転車にエンジンがついた、
文字通りの、
 
“原動機付き自転車”
 
が走っていたのを、おぼろげに覚えている
ペダルがある
漕いでいるかと思えば、エンジン音を立てながら
走りさるその乗り物を好奇な目で見たものだ
 
それを、懐かしい記憶とともに喋ろうかとも
少しだけ考えたが、やめた
 
話好きなひと、話上手なひとに、
会話のきっかけを渡すと、そこから
次の話題が広がっていくものだ
 
原付に跨る
エンジンは掛けない
徐々に道路に近づきながら、相槌を打ち続ける
 
さて、どのタイミングで切り上げたものか?
 
そのタイミングはいつも突然やってくるし、
今日の軽四もそのタイミングでやってきた
 
僕の顔を凝視した彼女
 
あれ?どっかで見たことあったか?
 
後ろ髪を引かれる思いで、スロットルを回した
 
 
 


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