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迷信かな?

2011年08月05日 | 日記・エッセイ・コラム
迷信は信じるタイプです
 
僕の最大にして無二のコンプレックスは
 
“大頭”
 
に、ある
いかんともし難いこの頭
パットリ君のように、面と向かって「デカイですねぇ!」と
言ってくる方が、傷口は浅い
浅いからと言って、そこに塩を塗りこまれれば、
それはそれで、心の襞に痛みを伴うけれども、
やっぱり直接言ってもらったほうが、
塩の結晶の荒さに違いがある
 
嫌なのは、表情だけで伝えられる時
 
度のキツイ眼鏡をかけた友人を見つけると
 
「あぁ、クラクラするわぁ!」 
 
なんて、幼稚なガキどもは、我先に眼鏡を横取りし、
自分の顔にかけてみて、その視界のゆがみを
愉しむ
 
その大きな輪が徐々に回転して、
僕の手に眼鏡が渡ってきたときに、
当の被害者は
 
「もう、やめて!」
 
と、眼鏡を取り上げる
被害妄想だ!とか、卑屈な物思いだ!と叱咤されるかも
知れないが、その眼鏡を取り上げる友人の目は、
お前だけはかけてくれるな!と懇願している
 
中には、眼鏡を取り上げて
 
(久太郎に渡すぞぉ!)
 
的に、脅しをかける素振りを見せる
モノもいる
 
「久太郎がかけたら、ひろがってしまうぞぉ!」
 
と、直接口にした猛者もいたが、
それも分別の付くオトナとなった今だから
大きな問題でもなかった
 
僕だって、ハゲオハゲメさんなんて
陰口を叩いたりしているんだから・・・・
 
あぁ、迷信の話でした
 
小さい時から正義のヒーローに憧れていた僕は、
変身アイテムとして、頭に洗濯カゴを被って
悦に入っていた
 
俯瞰で見た自分はトンでもなくカッコいいヒーローだと
感じていたのだが、
そんな浮かれた僕の姿を見ながら
オカンとおばあちゃんが声を揃えて言った
 
「そんなん被っとったら、頭大きいなるでぇぇぇ!」
 
 
 


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