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日々の暮らしのなかで

逆転の発想

2007年12月28日 | 日記・エッセイ・コラム
人間、暇な時ほど変な事を思いつく。
 
昨日のブログで“寒い”と書いた。
勿論、それが解決したわけではない。
しかし、人間は日々進化し、
そして、その思考も変化していくものなのだ。
 
「寒い!」
 
と嘆いているだけでは、なんにも解決しない。
リア・ディゾンがそっとやって来て、
 
「温めてあげるぞ、この野郎!」
 
と卍固めの一つでもしてくれるなら、いくらでも悩もう。
 
しかし現実とは厳しいモノだ!と書く以前に、
そんな状況には、まったくもってならない。
考えても無駄なことはさっさとやめて、
もっと現実的な対策を考えなくてはならない。
 
服を着込む。
ドライヤーの温風を楽しむ。
蝋燭で暖は取れるのか実験してみる。
 
駄目だ。
脳裏に浮かんだ時点で、すでに寒い。
その光景を想像しただけで涙が出る。
僕にはもう何も残されていない。
 
プチ絶望をかみ締めたとき、
エジソン級の閃きが。
自分で自分に驚嘆した。
発想の逆転。それが残されていた。
 
クーラーのリモコンに手を伸ばす。
設定温度は16度。
冷風が部屋を冷やし始める。
 
僕の発想はこうだ。
寝るまでの間、部屋を冷やすのだ。
そして床に就いた時に切る。
そうすれば、その温度差によって暖かく感じる。
 
素晴らしい。発想は素晴らしいと思った。
 
が、現実は実に厳しい。
夏場にはあれだけ強烈に感じる冷風が
冬の寒さの中では、まったくもって微妙なのである。
しかし、じっくりと部屋の温度は下がっていく気配。
コトコトじっくり煮込むスープの如く、
じっくりコツコツと冷えていく部屋。
 
失敗。
 
結局、余計に冷え切った部屋になってしまった。
 


コメント
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