雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

温度差。

2009-10-27 21:06:17 | works
今日の東京は、台風一過の素晴らしい青空になりました。朝、通勤途中の電車から見事な富士山が見えました。一瞬我が目を疑ってしまったくらい、写真集で見るような模範的(?)な富士山でした。テンションが低い通勤電車ではありますが、あの光景は一瞬ワタクシのテンションを上げてくれました。新聞社のWebサイトにも掲載されていたくらいですから、東京の汚い空気を台風がきれいに掃除していってくれたのでしょう。うちの本社からは、冬場になると富士山を眺めることができますが、この季節にあれほどくっきりと見れることは滅多にありません。桜吹雪や富士山に感動するワタクシには、やはり日本人のDNAがしっかり刻み込まれているようです。このDNAは、若い頃にはあまり意識しないものですが、年を取るにつれしっかり自覚できるようになります。不思議なものだなぁと思うのですが、これに関してはあまり悪い気がしません。

一瞬上がったテンションですが、帰る頃にはまたどーっと下がってしまいました。この道一筋数十年おぢさんから、来週の月曜日も会議を開催するから関係者を招集するようにと厳命が下ったのです。来週の月曜日は月初めだし、飛び石連休の真ん中だから休暇を取ろうと目論んでいる人もいるだろうし…などと思いはしましたが、とにかく、今の事業とその事業に関する会議が人生の全て的なおぢさんには何を言っても無駄だと思い直しました。結局、そのおぢさんのセクションとその他大勢のセクションでは、事業に関する知識も大人と小学生ぐらいの開きがあるし、事業に対する思い入れに関しても、結構な温度差がある。もちろん、その他大勢は、そのおぢさんたちについていけるように日々努力はしているのだけど、おぢさんたちが求めるレベルにはなかなか追いつけないのですね。それはおぢさんたちから見れば「なってない」ということになり、だから会議で性根を叩き直そうとなさっているのですが。…というわけで、悲しいことにワタクシの4連休計画は、もろくも崩れ去ってしまいましたとさ。