雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

活字中毒。

2009-10-04 14:46:33 | books&magazine
さっき買い物に出たのですが、外は結構暑いですね。カフェにでも行こうかと思っていたのですが、なんだか面倒になって買い物だけ済ませて帰ってきました。先週はかなり本ばかり読んでいた反動で、今週は全く活字を読む気力がありません。やっぱり年を取ったということでしょうか。若い頃は、実家の母に「気がつけば何か読んでいる」と指摘されるぐらいの活字中毒だったのですが、最近はそこまでの気力はなくなりました。よく、活字中毒の人間はお菓子のしおりまで読むといわれますが、ワタクシも必ずお菓子のしおりは読んでおります。基本的には映像より活字の方が面白いと思っていますが、年とともに、年がら年中活字ばかり追いかけるのはつらくなってきました。これも一種の老化現象かもしれません。連休中に結局4冊の本を読了しましたが、やっぱり石田衣良は読みやすくて面白いなぁと思いました。

伊坂幸太郎の「陽気なギャングの日常と襲撃」も読了しました。「~地球を回す」よりは読みやすいと思ったのは、きっと、伊坂幸太郎の文体に慣れてきたということでもあるのでしょう。正義の人が主人公ではないところはかなり面白いし、ある意味、文字どおり陽気なギャングたちのスタイリッシュな銀行襲撃は、今までの日本の小説ではあまりお目にかかれなかったスタイルでもあります。ただ、だからといって他の伊坂作品を読みたいとはあまり思わない。陽気なギャングシリーズの続編が出たら読むかもしれませんけど。ワタクシの場合、ワタクシの頭にするっと入り込む文体というのがあるらしく、それにはまった作家の本は片っ端から読んでいくという感じです。それが村上春樹だったり石田衣良だったりするわけです。もっと昔だと、山川健一も面白かったなぁ。ロックとバイクというワタクシには一番縁遠い題材がメインでしたが、文体がすっぽりはまったみたいで、本当に文庫本が出ると片っ端から読んでました。作家でいうと、山川健一の文庫本が一番多いかもしれません。実家に置いてあるのですが、懐かしいですね。