雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

天変地異。

2009-10-06 21:03:11 | …and so on
東京は、今日も1日中雨が降っています。台風が上陸するとかしないとか。そういえば、今年は台風が上陸して被災した地域があるという話を聞きませんでした。ワタクシは九州生まれで18歳まで九州にいたので、夏から秋にかけて台風が上陸するのは一種の年中行事みたいなものでした。が、故郷を遠く離れること二十数年、今や立派(?)な東京人となり、台風が来るたびに大騒ぎしております。ワタクシがご幼少の頃、九州では台風と共存していた気もします。共存という言い方は変かもしれませんが、それなりの台風対策はどこの家でもしていたし、学校なども台風が来るから今日は早く帰るとか、そういうことが当たり前だったと思います。田舎のことゆえ当時でも大人の足は車だったから、東京みたいに公共交通機関がマヒして仕事に行けなくなるなどということもなかった。当時は今ほどライフラインがしっかりしていなくて、停電とかはかなりあったけど、どこの家でもろうそくなどの最低限の必需品を用意していたから、慌てず騒がず淡々と暮らしていた気がします。

今、東京で停電が起きたら大パニックですよね。日常生活も仕事も電気無しでは何もできないような気がします。TV、冷蔵庫、洗濯機、PC、エアコンetc…。全てが電気によって動かされているわけで。当然、公共交通機関も駄目だしなぁ。自分の家だけを考えても、電気がない生活なんか想像できないし。職場だって、PC無しでは何も仕事にならないというぐらいPCに依存しているわけです。昔とは比べ物にならないぐらいライフラインも強固になってはいるのでしょうが、その上に胡坐をかいているのは冷静に考えたら怖ろしいことではあります。だから、天災に対する常日頃の心がけはとても重要なわけで、わが日本国は台風とか地震がいつ来てもおかしくないわけですしね。サモアやスマトラ島地震についての報道を見るたびに、天変地異は決して他人事ではないんだと思うのですが、悲しいことにすぐ忘れてしまうワタクシ。せめて懐中電灯とミネラルウォーターぐらいは常備しなくてはいけませんね。