雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

愚痴と反省の日々。

2011-06-30 20:03:06 | …and so on
今日の東京は午後から夕立のような雨が降りましたが、ワタクシが帰宅する頃にはその雨も止んでおりました。多少の打ち水効果はあったかもしれませんが、電車を降りる頃には路面もすっかり乾いてしまいました。気がつけば6月も今日で終わりです。ってか、1年が半分終わってしまいました。年の初めに立てたはずの目標もすっかり忘れ去り、この半年間、おのれがいかに何もしていなかったかを顧みると、しばし呆然とした後にヒジョーに暗澹たる思いに駆られてしまいます。年齢を重ねるのと反比例するように時間が過ぎるのが早く感じられるとよく言います。ワタクシの場合は、それが反比例どころか、若い頃の3,4倍ぐらいの速さで時間が過ぎていきます。もちろん、物理的な時間は誰にでも平等に刻まれているわけですが、本当に何もしていないのに半年過ぎてしまいました。どうしよう。

もちろん、社会的には近来稀に見る激動の時期になってしまったことは確かです。自然の恐ろしさや、ワタクシたちがいかに電力に頼り切った生活をしていたかなど、普段あまり考えていなかったことを突き付けられた気はします。被災地には、まだ避難所で生活なさっていらっしゃる方々もいるのです。ワタクシのカイシャ及び事務所からも、入れ代わり立ち代わり職員の派遣は続いております。そういう意味では、まだまだ現在進行形で物事が動いているのですが、ワタクシ個人は暑い寒いと愚痴を言い、空調や扇風機が入った入らなかったで一喜一憂する毎日。本当にこれでいいのだろうかと自問自答することもありますが、大抵は日々の暮らしに取り紛れたままで、気がつけば1年の半分が終わろうとしています。次の半年もあっという間に終わり、寒いと言いつつ除夜の鐘を聞いている気がします。

このままでは、気がついたときにはこの世からいなくなっているのではないかと、かなり真剣に危惧している昨今。少しでも自然と共存するために、自分にできる些細なことをコツコツ積み重ねていこうとは思うのですが。そろそろ老後の生活設計などというものも目の端に入り始める時期でもあります。あまりボケーッと暮らしている時間はないかも…とちょっと反省中。もっとも、明日になれば今日の反省など忘却の彼方に追いやられ、また「暑い!」と愚痴っているおのれが目に見えているのですが。

スポーツドリンクの夏。

2011-06-29 19:56:41 | foods&drinks
東京は、今日も暑い暑い1日でした。幸か不幸か通勤時間帯にはすでに30℃近い気温だったので、朝から事務所にも空調が入りました。とはいえ、空調の温度設定は28℃であることに変わりはないので、扇風機と扇子とスポーツドリンクの合わせ技で何とか1日しのぎました。コピーなどが置いてある部屋は機械の熱で執務室より暑いのですが、そこは当然のように空調を入れることはできません。ワタクシは仕事の性質上、わりと頻繁にコピーを取ることが多いけれど、しばらくはできるだけその部屋には近寄りたくないと思ってしまいました。これも一種の節電対策になるのかもしれません。それでなくともノートPC2台と専用プリンタ1台を抱えており、他の方々よりは電力を多く使っているため、何となく冷たい視線を感じるような気がしないでもない。老化現象による幻覚だとは思うのですが。

28℃でも空調を入れていただけるだけありがたいことです。しかも、よその事業所の友人に聞くと、この夏のために扇風機を買ったなどという事業所はあまりないらしい。友人にも「そんなお金がよくあったね」と言われてしまいました。そう思うと、ワタクシなどは本当に恵まれた環境にいるわけで、くだんのお局様に感謝しなければいけないのかも…と、ちょっと反省しているところです。とはいえ、暑いものは何をどう感謝したところで涼しくなるわけではありません。せめて、プチ熱中症にならないようにと思い、昨日まではミネラルウォーターを飲んでいたのですが、今日はポカリスエットとアクエリアスビタミンCガードをそれぞれ500mlペットボトル1本ずつデスクに置いて、水分補給に努めました。アクエリアスのほうが安い場合が多いのですが、とりあえず飲み比べてみようと思った次第。

隣にいるお嬢様同僚女子に「よくそんなに水分が摂れますね」と呆れられてはいますが、汗っかき体質のせいもあるのか、仕事をしている間に1lの水分ぐらいはフツーに摂っております。お嬢様女子は意識しないと水分を摂ることができないとのこと。ワタクシから見るとそちらのほうが不思議な気もしますが、体質によっても違うのでしょう。ポカリスエットとアクエリアス、ぬるくなってしまうと味の違いもよく分からなかったので、明日からは安いほうを買っていこうと思います。たぶん、アクエリアスが多くなると思われますが。

カイシャで我慢大会。

2011-06-28 19:53:17 | …and so on
午前中はそれほど暑いと思わなかった今日の東京ですが、午後になると気温がぐんぐん上昇し、結局、酷暑日に限りなく近い真夏日になりました。ところが、午前中比較的しのぎやすかったのが完全に災いして、どう考えても真夏日だよねとみんなが感じるような時間になっても空調を入れてもらえず、扇風機だけで1日仕事をする羽目になってしまいました。誰かが「空調を入れよう」と言ってくれればいいのですが、誰が猫の首に鈴をつけるのかという話と同じで、建物管理担当のお局様に空調のことを言い出せないのです。事務所にいた人間はゆでだこのような環境の中、団扇や扇子片手に仕事をしたのでした。ワタクシは、本社には呼び出される時はロクな事はないのですが、行き帰りの空調の効いている大江戸線で何往復もしていいなら、テキトーな用事を作って本社に行きたくなってしまいました。

カイシャで我慢大会をしていることと節電に因果関係があるというなら、とにかくそれを説明していただきたいものです。うちの事務所の人間だって、節電すること自体にはだれも反対しないと思います。ただ、明らかに真夏日だというのに「節電」の二文字を振りかざして絶対に空調を入れないというのは、何とも本末転倒のような気がしてしまいます。カイシャでは、みんな雑談しているわけではありません(たまにそういう人もいますが)。団扇や扇子を片手にキーボードを打つことが節電だというのは、いくら何でもおかしいだろうと思います。みんなそう思っているはずなのですが、ワタクシも含めてだれも声を上げることができない。いかにも日本人の集団だよなと、ミョーなところで納得してしまうのです。震災後、電車に乗るために列を作ってじっと待ち続けた民族ならではの在り様かとも思います。

ちょっと要領のいい人は、工事の打ち合わせだとか何とか言って外に出てしまいます。ワタクシも、何か用事を見繕うことができればすぐにでもそうしたいところではありますが、今の仕事で打ち合わせる相手というと本社の担当者ぐらいしかいないのです。やっぱり大江戸線5往復ぐらいして頭を冷やすしかないかなと、真剣に検討中です。それでも、事務所には扇風機があるだけまだマシだという話もあります。窓も開かない本社では、扇風機を買うこともできないらしい。我慢大会がいつまで続くのか、げんなりする季節になりそうです。

酷暑だけはご勘弁を。

2011-06-27 20:15:22 | …and so on
東京は、昨日今日と先週の暑さは一体何だったの?的に涼しくなりました。事務所では空調を入れなくても、扇風機が回っているだけで結構快適に過ごしました。やれやれと思ったのもつかの間、仕事の合間にチラ見したウェザーニュースによると、明日からはまた最高気温が34℃前後で推移するらしい。明日のブログには「昨日、一昨日の涼しさは何だったの?的な暑さになりました」と書いているおのれの姿が目に見えるようで、心底げんなりしております。先週のようなプチ熱中症にならないために、昨日、ユニクロに行ったついでに寄ったコムサストアで扇子を購入しました。本当は香り付きの扇子が欲しかったのですが、コムサストアにはなかったので、手持ちの香水を吹きかけて一晩寝かせておいたらなかなかいい感じの香りになりました。扇ぐとほのかな香りの風になり、結構お勧めです。

もちろん、それだけで熱中症が防げるとも思えないので、明日からは素足でサンダル通勤をしようと思っております。今まで、いくら何でも素足で通勤するのはいかがなものかと思っていましたが、泣く子と節電対策には勝てません。どんなに気温が上がろうと、うちの事務所の空調は28℃からびた一文下がらない。いろいろ小細工をしてUSB型扇風機を持ち込もうと思ったのですが、見つかった時のことを考えるとそれもイマイチ踏ん切りがつきません。とりあえず、おのれにできることから始めるしかないので、まず素足で通勤することにした次第。そのため、1か月ぐらい前からかかとを磨き始め、今日は久しぶりに足の爪にペディキュアを塗りました。若手女子ならいざ知らず、ワタクシの年齢で素足をさらけ出すにはそれなりの準備が必要です。ガサガサのかかとではサンダルも履けないのですよ。

足元の通気性を良くして、それでも駄目なら(ってか駄目だと思うけど)いよいよクールバンダナの登場です。首を冷やして肩こりを悪化させるリスクはなるべく負いたくないので、まずは足元から…と思っている次第。事務所でクールバンダナをして、家では知り合いの方から教えていただいたホットクリームを塗るかなどと考えております。何でもいいけど、昨年のような酷暑だけはご勘弁願いたいものです。

チャリティーTシャツを買いました。

2011-06-26 15:33:43 | …and so on
昨夜「ヴォーグジャパン」(という女性雑誌があります)のWebサイトをボケーッとのぞいていたら、ユニクロとヴォーグとGQ(という男性雑誌もあります)がコラボして、売上金で出た利益を震災義援金にするというSAVE JAPAN!Tシャツが発売されるというニュースがありました。世界のアーティストが描いたイラストをプリントしたものです。シンディー・ローパーやニコール・キッドマン、ファッションデザイナーのカール・ラガーフェルドなどなどのイラストです。これは買わねばと思い、ユニクロが入っているショッピングセンターまで電車で出かけてきました。Tシャツ自体はとてもシンプルな白いTシャツですが、アーティストのイラストがどれも可愛いので、1枚選ぶのに結構時間がかかりました。お一人様1枚でお願いしますとのことで、実用的、かつ寄付金にもなるのはいいですよね。

最初にネットで見ていた時はカール・ラガーフェルドのカラフルなイラストのものがいいかなと思っていたのだけど、全部見まわした結果、ニコール・キッドマンのイラストのものを買いました。ユニクロって、本当に客のハートをつかむのが上手いと改めて思いました。チャリティーTシャツを買いにいったワタクシですが、さほど広くない店内をうろついていると結局他のものまで買ってしまうわけです。もちろん、そのTシャツの利益は義援金になるのでしょうが、他のものを買ってしまうワタクシのような人間はたくさんいると思うので、ユニクロとしてもきちんと商売が成立するわけです。ヴォーグ&GQとのコラボというのも上手いと思います。どちらも結構モード系のファッション雑誌なので、そことコラボしているのだから、1,500円のTシャツとはいえお洒落なものだろうと思うのですよ。

今回の震災直後に、個人で数億円の義援金の提供をいち早く表明したのが、ソフトバンクの孫社長とユニクロの柳井社長でした。やっぱり、勢いのある企業のトップの方はやることが違うよなと個人的に思ったものです。どちらもご自分が創業者であるからこそできることではありますが、あの表明で、企業のイメージまでグンと上げることができるわけです。こういう企業はやっぱり伸びていくんだろうと思いつつ、結構な買い物袋を提げて帰ってきました。


年寄りを労わりましょう。

2011-06-25 17:19:46 | …and so on
昨日、一昨日の暑さで完全にワタクシの体内の体温調節機能がおかしくなったらしく、昨夜は熱が身体に籠ってしまっており、体調がイマイチ思わしくなかったので21:30には寝てしまいました。明らかにワタクシの体内から熱が発せられていて、近寄ると暑いだろうと思いました。昨日の午後に仕事をしている時からその兆候があり、水分補給をしても一向に身体が冷えないし、そのわりには汗もかかないような状況でした。ひょっとすると、本当に軽い熱中症状態だったのかもしれません。暴走中の自律神経のおかげで、体内にあるサーモスタットに不具合が生じていたようです。急に真夏のような気温になってしまったせいもあるし、通勤電車は冷房を通常の設定で入れ始めたのにうちの事務所の空調は28℃設定なので、身体がどこの気温を標準にして過ごせばいいのか混乱している模様。

昨夜一晩爆睡した結果、おかげさまで昨日の不調は何とか収まりました。その代わり5:00に目が覚め、7:00~9:00に二度寝して、都合10時間ぐらい寝ていたことになります。現在はそれほどハードワークをしているわけではありませんが、勤務時間も1時間ずれたりしているので、本人が自覚している以上に身体に負荷がかかっていたのかもしれません。今日は午後からカイロプラクティックだったのですが、ここでも本人はそれほど自覚症状がなかったにもかかわらず、相変わらずの肩こり・腰痛だったようです。特に、背中の筋肉がパンパンだったらしく、先生に「よくこれで自覚症状が出ませんでしたね」と変なところで感心される始末。筋弛緩操作をやってもらうと背中から腰にかけて痛いのが分かるのですが、フツーに暮らしているとそれが当たり前のようになっているのかもしれず。

いろんなことをひっくるめて、一言で言えば「寄る年波には勝てない」ということになるのかもしれません。今年度、うちの事務所に配属された新人男子6名に「年寄りを労われ」という教育をしようかと目論見中です。彼らを教育した結果、敬老精神を発揮してワタクシが抱えている来年度の予算要求作業を買って出てくれないかと期待しているのですが、そんな要らん教育はするな…と天の声が聞こえてきそうです。それも、老化による空耳だとは思うのですが。

節電は命がけ(?)。

2011-06-24 19:58:33 | …and so on
埼玉県熊谷市では、今日の最高気温が39.8℃だったそうです。確かに、熊谷は毎年暑いというニュースになりますが、まだ梅雨も明けていないのにこんなに暑くていいのだろうかと思います。仕事の合間にYahooの電力予報をチラ見するのですが、本日の最大使用量は90%を超えたらしい。いよいよ計画停電が現実味を帯びてきた気がして、この暑さともどもげんなりする話になってきました。ワタクシも、自宅で昨日からエアコンを入れてしまいました。27℃のドライ設定ですが、昨年のあの暑さのときもこのくらいの設定温度にしていたので、今年も何とかこれで乗り切りたいと思います。通勤電車も昨日から設定温度を通常に戻したらしいです。その代わりに昼間は間引き運転をするとのことですが、電気って蓄電はできないと聞いているので、やっぱり帰りの時間帯が電力消費のピークになる模様。

それで果たしてサマータイムの効果が上がるのかという素朴な疑問が出てきます。ワタクシのカイシャは、半数の職員を1時間早いシフトにしたのですが、残りの職員は通常どおりカイシャにいるのでその間のカイシャでの電力は消費されます。早く仕事が終わった職員が自宅に帰り、エアコンその他をつけているとすれば、その分の電力は余計に消費しているのではないかと。数字に疎いワタクシの素朴な疑問なので、全く見当違いかもしれませんが。ここまで急激に暑くなってしまうと扇風機だけでは対処できるはずもなく、結局エアコンや空調の出番になります。どこかの新聞社のWebサイトをチラ見してたら、省エネ大作戦のおひざ元の環境省が「節電を意識し過ぎて熱中症にならないように」という注意喚起をしているとのこと。確かに、命を懸けて節電するのでは本末転倒ですよね。

かと思うと、明日は梅雨に戻って最高気温が24℃になるようです。明日はカイロプラクティックの予約を入れているので午後から出かけます。今日みたいだったらTシャツ1枚で良かったと思いますが、また着ていくものに頭を悩ませなければなりません。下手に薄着すると風邪を引きそうな気温のようですが、すでに自律神経が暴走しているので、暑い寒いの体温調節がうまくできなくなっております。もう少し順序良く季節が進めばいいのですが。

ある意味チャレンジャー。

2011-06-23 19:56:19 | works
今日の東京は、通勤時は小雨がぽつぽつ降っていましたが、天気予報どおり午後には太陽が元気よく顔をのぞかせました。今年に限っては、あまり太陽に元気になられるのもいかがかとは思いますが。昨日、あまりにも事務所内が暑さでだらけ切っていたのを幹部の皆さまが見るに見かねたようで、28℃という設定温度ではありますが、待望の空調が入りました。28℃でも何でもいいから、事務所に空調が入るのはあの大地震以降初めてだったかもしれません。昨日、事務所内の下々はブータレまくっていましたが、幹部の皆さまが暑いとブータレるわけにもいかず、でも本音では幹部の皆さまもげんなりなさったのだと思われます。設定温度が多少高めでも、空調が入れば11台の扇風機が活躍する場面も増えてくるというもの。昨日のような生ぬるい風ではなく、今日は比較的冷たい風をかき回していました。

昨日、あまりにも暑くて頭が朦朧とし、思わず「空調を入れてくれれば真面目に仕事します」と八百万の神様にお願いをしてしまったワタクシ。神様が願い事を聞いてくださったようなので、仕方なく(?)真面目に仕事をしてしまいました。そろそろ、来年度の予算要求作業の下準備をしなければならない時期ではあります。昨年、おのれが何をどうやって予算要求作業をしたのか見事に忘れてしまっているので、昨年の要求時の資料をひっくり返して真剣に読んでしまいました。右も左も分からないのによくやってるよなと、変なところで自画自賛モードに入りそうでした。考えてみればワタクシがよくやったのではなくて、各担当者が頑張って下さったからできあがったのです。ワタクシはボーっとした頭で数字をチェックし、数字の根拠資料を作っただけだったという記憶が薄ぼんやり蘇りました。

これはどちらかというと内向きの数字ではありますが、1ケタ間違った資料を作るなどということをしでかすと、来年度、うちの事務所の事業は執行停止になってしまいます。もちろん、そうならないように何重にもチェックが入りますが、老化現象著しいワタクシのような担当者にこのような仕事をさせているうちの幹部の皆さまは、ある意味ものすごいチャレンジャーだと思うのでした。

凡人には無理です。

2011-06-22 19:59:46 | …and so on
今日の東京は真夏のような暑さになりました。ってか、今年初めて最高気温が30℃を超えました。対前年比25%の電力削減目標を掲げているうちの事務所は、真夏日に限りなく近い気温だというのにやっぱり空調を入れてはくれませんでした。ワタクシも周囲の同僚も想定済みのことではありましたが、実際問題として本当に30℃を超えた執務室ではほとんど仕事になりません。ワタクシも事務所に着いた時と昼休みにビオレさらさらパウダーシートで汗を拭いて仕事に臨んだものの、その効果が1時間ももたず、すぐに腕や足が汗でべたべたになってしまいました。単純に暑いのが耐えられないというのもありますが、汗でべたべたの身体が気持ち悪くて仕事にならないというのも結構なウェイトを占めました。低温サウナの中で服を着て仕事をしているような感じ…というのが一番近いかもしれず。

心頭滅却すれば火もまた涼しという言葉がありますが、難行苦行を積んだ徳の高いお坊さんならそういう境地に達するのでしょう。毎日をヨレヨレと生きているワタクシのような凡人には、とてもそんな境地に達するのは無理です。熱中症予防のために通勤途中のコンビニで買ったミネラルウォーターのペットボトルが、デスクに置いて5分後ぐらいには汗をかき始め、1時間後には生ぬるい水になってしまう環境です。そもそも、気合で涼しくなるのであれば、今回のような原発事故が起きても電力不足騒動にはならず、対前年比25%の電力削減などという目標を掲げる必要もないわけです。今年の夏はずっとこんな調子なのかと思うと、心底げんなりしてしまいました。同僚の皆さまもさすがにつらいとみえて、あちこちで団扇や扇子がパタパタ揺れていました。片手がふさがっても仕事にはなりません。

ワタクシも、途中で何度か扇風機の前に立ってみましたが、これだけ暑くなると生ぬるい風をかき回しているだけでした。それでも風が吹いてくるほうに座っている人はまだ恵まれているわけで、誰か軽い熱中症にでもなって救急車を呼ぶような事態でも起こらないかと不謹慎極まりないことを考えながら1日過ごしました。同僚女子が「これで代謝が上がってダイエット効果でもあるなら頑張るけど」と申しておりました。これもある意味、難行苦行の一つではないでしょうか。


数字は独り歩きする。

2011-06-21 20:13:18 | works
東京は朝の通勤時には雨がぽつぽつ降っていましたが、9:30ぐらいには完全に雨が止みました。ワタクシは今日も西新宿の本社に呼ばれていたので、いったん事務所でメールチェックなどをしてから本社に向かうために大江戸線に乗ったのでした。通勤にも大江戸線を利用しているのですが、最近感じるのは駅によって空調の設定温度がかなり違うのではないかということです。駅長さんの裁量で設定温度を決めているのかもしれないなと思いつつ、西新宿をヨレヨレと歩きました。本社ビルはどう転んでも暑いので、用事が終わると逃げるように事務所に戻ります。午後になるにしたがって青空になり、それに伴って気温も上昇した模様。今週は気温が上がるというので本格的に半袖の服を着始めたのですが、今日も半袖のカットソーで十分でした。今から半袖で真夏はどうするのかと思わなくもなく。

今日は、いつもボーっとしているワタクシへの試練のように、かなり神経を使う仕事がありました。ワタクシは、基本的には本社も含めてもカイシャの内部の人間とのやり取りが多い仕事をしております。本来、ミスがあるのはもちろんよくないことだけど、内部でミスが見つかっても、最終的には何とかリカバリができるようになっております。今日は、外部の方あてに出す資料を作成していたので、いつもの3倍ぐらいの時間をかけて数字のチェックをしました。外部の方に向けて、特にいったん数字を出してしまうと、数字だけが独り歩きしてしまうことがあるのです。普段はポイントとなるところだけはチェックしますが、他のところにミスがあってもそれほど致命的ではありません。外に出す数字はいつもより真剣(?)にチェックしないといけないので、帰る頃にはヘロヘロになってしまいました。

「普段からそのくらい真面目に仕事しろ!」という声が、ワタクシの半径5mぐらいに存在する人々から発せられているような気もしますが、たぶん、老化による空耳だと思います。土屋賢二センセイと同じで、ワタクシも虚弱体質で意志薄弱、優柔不断その他もろもろの欠点を抱えているので、もう少し労わっていただいてもいいのではないかと思う昨今ではあります。