雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

職人気質(?)。

2009-10-26 20:47:28 | works
月曜日の朝の雨は、テンションの低さを否応なく増幅してくれます。おまけに、今朝は11月中旬並みの寒さだったらしい。本日はやらなければならないことが山積していたので、これもお給料のうちだとおのれに言い聞かせ、何とか事務所にたどり着きました。あさいちの会議があるため、会議室でプロジェクターの準備などをしつつ、あまりにもその会議室が冷え込でいたので、今シーズン初めて暖房を入れてしまいました。地球に全く優しくないのは自覚しておりますが、ワタクシは冷え性だし、午前中この冷たい会議室に缶詰だと思うと、心まで冷え切ってしまうと思ったのでした。で、会議室を温めておきながら、いったん執務室に戻り本社様への報告事項を手早くメール。再び会議室に戻って、午前中いっぱい会議に出ておりました。雨の月曜日の朝の会議ほど盛り上がらないものはないのですが、会議大好きなおぢさんたちには敵わない。

この道一筋数十年のおぢさんには、今のワタクシの事務所はなってないということになるらしい。若いもんは事業の何たるかもろくすっぽ知らず、利益が出ればいいんでしょ的なノリで仕事をしているように見えるらしく、それは根本的に間違っていると言いたいようで。確かにお説ごもっともなのですが、このご時勢、人も金も減らされる一方なのに、昔の職人気質で仕事に完璧を求められてもねぇ…と、もちろん誰も口には出せませんが。結局、仕事に対する価値観の違いみたいなものもあるのかもしれないなぁと個人的には思う次第。潤沢な人と金があった頃に仕事をはじめた方々と、毎年毎年リストラクチャリングの嵐が吹き荒れる昨今の人間では、自ずから仕事に求めるものも違ってくるのでしょう。だから、会議はいつまで経っても平行線を辿り続け、言葉だけが虚しく宙を飛び回っている気がするのは、ワタクシのテンションが低いせいばかりだとも思えません。でも、そーゆーおぢさんたちに限って会議命だったりするのですよ。ちなみに、PowerPointを使ったプレゼンもおぢさんたちのお気に召さないのですが、そのほうが合理的でいいと教えられて育った世代との溝は、たぶん永久に埋まらないのでしょうね。