有楽町に髪を切りに行ってきました。雨が降るという天気予報だったので折りたたみ傘を携帯していたのですが、昼間は何とか持ちこたえました。結局、自宅の最寄り駅に着いた頃からポツポツ降り始めたので、天気予報のわりにはかなりラッキーな展開だったと思います。有楽町までの往復の電車の中とランチしたカフェで、橋本治の「20世紀」上巻をずっと読んでいました。実を言うと、この本に取り掛かったのは2週間ほど前からなのですが、なかなか読み通すことができずにいます。その間に石田衣良の「親指の恋人」や土屋賢二の「貧相ですが、何か?」を読んでしまい、橋本センセイを延々と後回しにしてしまっています。土屋センセイのエッセイに至っては、昨日のカイロプラクティックまでの空き時間に読み始め、本を読みながら一人でゲラゲラ笑うという、周囲の人が見たらさぞかし気持ち悪いだろうと思われる状況で読んでしまったのです。
「貧相ですが、何か?」は、東大哲学科を卒業され、お茶の水女子大学教授にして文教育学部長まで勤められた土屋センセイが、いかに貧相で、周囲から不当な扱い(?)を受けているかを切々とつづったエッセイです。週刊文春に延々と連載されているエッセイを1年に1回ぐらいのペースで単行本として出版されているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。土屋センセイのご尊顔を拝したことがないワタクシなどは、この人は一体どれだけ貧相なのだろうと思っただけでも笑えてしまいます。確かに、日本に2つしかない国立の女子大学のうちの1つ(もう1つは奈良女子大)だから、学長も女性だし学生も女性ではあります。それを逆手にとって、自分がか弱いというふりをなさっている節が無きにしも非ずですが。教え子の中には柴門ふみさんもいらっしゃる土屋センセイの、今後ますますのご健闘を願わずにはいられなくなる本でした。ただ、人が大勢いるカフェとかで読むのはあまりお薦めできないので、ご注意くださいませ。
「貧相ですが、何か?」は、東大哲学科を卒業され、お茶の水女子大学教授にして文教育学部長まで勤められた土屋センセイが、いかに貧相で、周囲から不当な扱い(?)を受けているかを切々とつづったエッセイです。週刊文春に延々と連載されているエッセイを1年に1回ぐらいのペースで単行本として出版されているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。土屋センセイのご尊顔を拝したことがないワタクシなどは、この人は一体どれだけ貧相なのだろうと思っただけでも笑えてしまいます。確かに、日本に2つしかない国立の女子大学のうちの1つ(もう1つは奈良女子大)だから、学長も女性だし学生も女性ではあります。それを逆手にとって、自分がか弱いというふりをなさっている節が無きにしも非ずですが。教え子の中には柴門ふみさんもいらっしゃる土屋センセイの、今後ますますのご健闘を願わずにはいられなくなる本でした。ただ、人が大勢いるカフェとかで読むのはあまりお薦めできないので、ご注意くださいませ。