バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

母のコメント

2010年08月24日 | アメリカ生活



珍しく涼しい一日。 雲が手に取れそうなくらい低いです。


先日、久しぶりに広島の母と電話で話しをした。

その際、さっそく前回のブログを読んだ母がこう言って来た。


『あんたね、いくら北海道ゆーてもね、白熊が出てくるわけないじゃないの。』


私は確か、

>白熊って本当に出没するんだろうか

と書いた。

誰も、『北海道には白熊が出没するのだ』と書いていない。

なんだか面白くないことを指摘された小学生の坊やみたいな心境で
それでも久々の母との会話を楽しむように心がけた。

そんな矢先、

『でもええよねぇ、あんたの職場は楽しそうで。』

その先どう続くのかと思いきや、




『あのオカマの子。』




そう聞いた瞬間、
私の頭のなかのGLGG



跡形もなく崩れ始め
その代わりに



おすぎとピーコ

が、くすくすと笑っているような衝撃を受けた。


「ちょっと!ひどいね!『オカマ』は酷すぎ!!!!!!!!!!!!!」






落ち込むケイエスの図





と反抗してみたものの
電話の相手はけらけらとさも面白そうに笑うのだった。

あまりのショックに傷つきながら
なにげに思い出したことがある。

妹の結婚式の引き出物。

それはオシャレにもティファニーのシャンペングラスであった。

こんな引き出物は最高にうれしくて、上機嫌でいた私に
今は亡き祖母がぼそっと言った言葉がある。


『何がそんなに嬉しいかねえ。そんなコップ貰って』



ああ。

どんなに美しいものも、あの2人に語らせると別物になってしまう。


そんな母、
妹の滞在中に彼女が作って冷凍しておいたグラタンを食べようとして失敗したと言う。


何でも

グラタン皿にかかっていたサランラップを剥ぎ忘れて
そのままオーブンで焼いてしまったらしい。

溶けたプラスチックを食べるのはとてもキケンだ。

「まさかそれ食べんかったじゃろうね。」

心配する私の言葉もよそに、返ってきた言葉は驚愕であった。

「一緒に溶けたチーズと一緒に食べたよ。面倒くさいんじゃもん。」

ちょっとどうするん!キケンじゃん!キケンじゃん!キケンじゃん!!!

と主張する私に彼女は悠々とこう言うのだった。

「大丈夫よ。お腹こわさんかったし。普通に消化されて出てくるだけよ。」



母。


私が言いたかったのは胃腸の問題ではなく、




溶け出したプラスチックを体内に入れるとガンの素ですよ




だったのに。



彼女に何を言ってもムダなような気がして適当に話をしている最中、
またふと思い出したことがある。


以前、私がインスタントラーメンを作っているときのことだ。

思いっきり袋からつまみ出したヌードルと一緒にぐらぐらと煮立つ鍋へと
飛び込んだものがあった。

あ、ダシの袋か。

と思ってぼんやりと鍋の中を覗き込んだら
そこにはダシの袋などなく

湿気防止のシリカゲルが麺と一緒に煮立っていた。

早く取り出せばよいものを

私はぼんやりと、

「シリカゲル。何だっけ。    ...ああ。乾燥剤か。そうかそうか。」
と悠長に考えていたのだった。

はっとしていきなり取り出したら、シリカゲルは既にヨレヨレになっていた。

よせばよいものを、私は気にせずにその出来立てのラーメンを
完食したんだった。

胃腸、大丈夫だったな。



...。



やっぱり母の血が流れとるわと実感したのだった。


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溶けたプラスチックもダメですし
焦げた食べ物もダメなのです。


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