バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

感謝祭2009は救急病院にて

2009年11月27日 | 猫の話
今日はサンクスギビングデーでアメリカは祭日。
のんびり祭日を過ごす予定だったのに救急病院へ行くはめになる。

主人公はこの方。






ミディ



私は昼過ぎから七面鳥をオーブンにいれ、今夜の七面鳥ディナーの
準備をしていた。

夕方ごろになってミディがしきりに鳴いていて、何だか変だなと思ったけど
うちで鳥をローストするとオーブンからとても良い香りが広がるので
そのせいで猫が興奮して鳴き始めることはよくあることなので
あまり気にせず、焼けた七面鳥をオーブンから取り出していたところ。

ミディが大きな声で鳴いたかと思うと、昼過ぎに食べた餌を全部吐いた。

フリスキーはものすごい勢いで餌を食べることがよくあり、
そのせいで胃がびっくりして吐いてしまうことがあるのだが
ミディが吐き出すのは滅多にない。
いや、毛玉は吐き出すが、食べたものを吐くことは滅多にない。

ちょっと嫌な予感がした。

その吐瀉物を片付けていたら、床の所々にピンク色の液体が
落ちていることに気がついた。

服用している抗生物質の副作用で、まさか血を吐いているのではないかと思い
一瞬私は凍りついた。

ハニバニと一緒にそのピンクの液体が何なのか必死で考えた。

彼女が歩く後をいい年こいた人間の大人がついて歩く。
馬鹿みたいだが、その甲斐あって液体の正体がわかった。

それはまさに「血尿」であった。

彼女の性器あたりを見てみると、少しずつピンクの液体が出てくる。
膀胱炎にかかったことがある人ならわかるだろうが、
これはトイレにいっても数分でまた尿意を感じるとても辛い症状だ。

止まるどころか、頻度をまして、
しかもピンクの液体がどんどん濃くなって赤くなってきた。

そうなるともう感謝祭のディナーどころではない。
早く彼女を救急病院に連れて行って応急処置をしてもらわなければ。

ハニバニが運転する車の中で、小さくうずくまるミディを見ていたら
ボロボロと泣けてきた。

「そんなふうに泣くと、何でもないかも知れない状況が一転して
悪化してしまうように思えるから泣かないで欲しい」とハニバニに言われた。

でも何だか怖かった。

救急病院に着いたころには血尿は止まっていて、
医師に彼女がどんな状態なのか、どんな薬をとっているのか、
それから2週間ぐらい前に抜歯をしたことを説明した。

症状からして膀胱炎で(猫はこの病気によくかかる)
今軽い脱水症状を起こしているから水分を体内に入れる点滴をしましょうと
その医師は言い、私たちは待合室で待った。

待合室にはチワワを抱いた飼い主が、やはり不安そうな顔をして待っていた。
どうやら骨折したらしい。

この感謝祭に大変なことになってる動物とその飼い主って
私たちだけではないのだなと思った。

点滴を終え、別の抗生物質を貰って家に帰った。

家に帰るころにはミディは行きではなかったような活気を取り戻して
普通の彼女に戻っていた。

よかった、と思ったら急に空腹感を覚えた。

急いで感謝祭のディナーの準備をし、ミディに薬を飲ませたら
今度は大人たちが活気を取り戻す番だ。



今年も去年と同じようなものを食べて、デザートには



チェリーパイ。

数時間前のあれは何だったのよ?と聞きたくなるぐらいまで
回復したミディ。彼女とフリスキーにも七面鳥を振舞った。

もちろん味付けしてない部分だけ。

ミディは今私のPCの横に設置した枕の上でぐーぐー寝てます。

お騒がせしよってからに...
そう思いながらも、彼女が眠ってゆっくり上下するお腹を見てると
とても気分が和らいだ。

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何だか本当に多忙な毎日です。

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いつもありがとう。



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