バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

ハニバニと歩く夕暮れ

2008年08月22日 | 家族


ミディの薬が錠剤になってから、彼女に副作用が現れないので
彼女を監視する必要がなくなったことに加え、
最近8月とは思えないほどの、涼しい夕暮れが続いていることで
こないだからハニバニ(夫)と外をウォーキングしている。

私達が住む住宅街からちょうどいい折り返し地点があって、
往復45分なので、ウォーキングにはちょうどいい。

私は彼と歩くのが好きだ。

歩きながら、なんでもないことを面白可笑しく話しする。

今日は、歩きながら彼の顔をちらと見たら、
彼の鼻の穴におっきな鼻くそがついていて、
「ちょっと。鼻くそついとるよ」と言いながら笑い転げていたら
それは鼻くそではなくてタバコの灰だと判明した。

家を出る直後は、彼はタバコを吸う。
その灰が鼻に引っ付いていたのだ。

歩けないほど笑い転げて、それだけで500カロリーほど
燃やしたような気がした。

笑いがおさまったところで、話のお題はこれ。

「宝くじが当たったらどう使うか」

実は今日ハニバニは宝くじを買ってきた。
「月曜日、もしかしたら仕事行かんでもいいかもよ。」と。

てくてく歩きながら、いい年こいた大人ふたりは
そういうことにしばし現を抜かす。

金額にもよるけど、今回のアメリカのメガ・ミリオンという
宝くじは賞金がものすごかった。
私の頭では「とにかく大金」としか感覚がつかめない。

まず、会社を辞めるよね...とふたり。
「スパッと辞めてしまうか。2-Weeks Notice (2週間分の猶予)を
与えて辞めるか」ということになって、宝くじの話が
会社の辞め方へとそれる。

そしてまた宝くじの使い道に戻る。
私は大金を動物保護団体に寄付したい。
夫はガン研究・医療センターに寄付したいと言う。
「自分達がすむ地域にも寄付しよう」ということになり、
そこから、「どんなふうに使ってもらうか」とまた話がそれる。

今度は旅行に出かける話になる。
日本にファーストクラスで、しかもオープンチケットで
旅行して、何ヶ月かを私の家族のそばで過ごす。
心配になるのが、やっぱりうちの彼女たち(猫x2)。
長期間、ペットホテルに預けるのはかわいそうだ。残酷だ。
旅行に一緒に連れていきたいけど、飛行機が大変だろう。

そして話は「旅行はまだダメだ。」ということで終わる。

趣味にお金を使おうという話になる。
どうせ趣味にお金を使うのなら、二人共通の趣味がいいよね。
でも、二人の共通の趣味ってあったっけ?

そしてふたりは「何だろう」と考える。

そしてどういうわけだか、また話は「職場をどう去るか」ということに
戻る。

で、結局、

「これからお金持ちになって仕事を辞めたら、
まず週末がくることに対しての喜びがなくなる。
そして給料日の楽しみもなくなる。
それはなんだかつまんないね。」

ということになって、宝くじに馳せる思いが薄れる頃
大体家に近づく。

なんと貧乏性な私達だろう。
想像するだけでもリッチな夢すら見れないなんて。

しかし彼と歩く45分間は楽しくて、
お金では買えない価値がある。

心がリッチになるよ。



みなさん、良い週末を!




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