春の嵐
桜が満開を迎えていたら 花弁はあとかたもなく散ってしまっただろう
嵐といえば これは秋の歌ではあるけれども 「吹くからに秋の草木のしおるれば むべ山風を嵐といふらむ」を思い出す
山+風で なるほどそれで嵐なのかと
秋の心を愁いと言ったり 硯のことを見る石と言ったり
こうした言葉遊びの歌をどう評価するかはともかく 笑点大喜利ではないけれど「戀という字を分析すれば いと(糸)しいいと(糸)しいと言う心」だとか 「櫻という字を分析すれば 二階(貝)の女がき(木)にかかる」なんていうのも昔から有名
言葉遊びや滑稽を主としていた徘徊を芸術性のあるものにしたのが芭蕉だけれど どちらも面白いと私は思う
高級和菓子も美味しいけれど 旅館の部屋によくおいてある茶饅頭だってすごく美味しいもんね
あっ 茶饅頭 食べたいなあ