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どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

台風一過の晴天 ― 秩父遠足(急・前半)

2017年10月30日 | 日記
台風の雨雲は昨夜のうちに去った

朝から台風一過の青空となり となると色々と家事もある

またまた玄関先の落穂ひろいならぬ落ち葉ひろいもすることになった

さて 今日で秩父遠足について書き終えることができるだろうか


秩父神社を出て私が向かうのは 荒川にかかる全長530メートルの秩父公園橋

高く伸びる主塔から斜めにはられたケーブルがハープの弦のように見えることから ハープ橋という別名を持つ

平成5年に土木学会田中賞を受賞している

私は橋が嫌いだ

子供の頃は木登りだろうと 高いブロック塀の上だろうと 屋根の上でさえ平気だった

いつから どうしてなのかはわからない

30年以上前 山形県を旅していた時 酒田にある土門拳記念館に行った

駅から3~4キロ程度のところだったので私は歩いて行くことにしたのだが 途中の最上川にかかる橋を渡り始めてすぐに怖いと感じた

歩道の出来る限り車道に近いほうを下を見ないようにして歩き すっかり渡りきるまでの1キロ近くは本当に長く 歩いた事を後悔した

以来 歩道橋でさえ嫌いだ

高さのせいなのか それとも足の下が空間になっているせいなのか 下を見たら吸い込まれそうな 自分から落ちていきそうな そして足の裏のあの奇妙なじんわりとした感覚がたまらなく嫌だ

でも 橋は見たい

決して渡らない 手前まで


途中で酒造蔵の「武甲酒造」に寄った

酒蔵の見学は団体での申込制になっているために見ることはできないが 店舗は江戸後期のもので登録有形文化財に指定されている



そこから1キロ弱で 橋に到着

ベンチのある見晴らし台のよう場所があるのだが 下を覗き見ることなんかできるわけがない

勿論 橋を渡る気も全く無い

それでも私は十分満足した

橋は見るもので 渡るものじゃない