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どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

大事な日

2017年08月20日 | 日記
今日は 母の89歳の誕生日

毎年 こうして「生きていたら」の年を数えている

私はまだ父や母の享年を超えてはいないけれど 最近 ほんの時々だけれど なんだか二人の親になったみたいな気がする時がある

今日はお誕生日だからね 好きなもの作ってあげるね~ ってやってる時 子供みたいな笑顔を見せてくれるような気がするのだ

親にも子供時代や青春時代があったことは百も承知していたけれど 私は子供の頃 大人にとってそんなことはただの思い出であって さなぎが蝶になるように 大人という人間にすっかり生まれ変わるもののように感じていた 

自分があっという間にこの年齢になって ほんの少し前だったはずの子供時代を思い出したりすると 両親だって白髪の生える年になっても ふと思い出しては子どもの頃に帰る瞬間があったのだろうな と想像する

そんな時は私と同じように亡くなった親を思い出し 懐かしさでいっぱいになったり 甘えてみたいとか褒められたいとか思ったり 一抹の後悔もあったかもしれない

誰もが誰かの子供であり 色々な想いを蓄積しながら大人になるのだから思えば当然であって そんな風に親のことを思い出すと なんだか可愛らしい子供に思えてきたりするのだ

年をとると子供に返る なんてことも言うしね

子供みたいになった親を見るのも幸せだったかとも思うし それを見せずして逝く親の幸せもあるのだろうかとも考える

どちらにしても 私には謎のままだ

昨年の今日の日記にも 母の誕生日だと書いている

そして明日は父の誕生日

生きていて そして呆けない限り 私は毎年こうして思い出すはずだ

何が起こるわけでもない日なのだけれど 大事な 大事な日