Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

タイムカプセル

2020年05月14日 09時10分49秒 | 日記

画像は、アマビエ、のつもり。
疫病退散の妖怪だそうで今流行っています。

さて、3月31日に人人展が終わってから
時がまるで止まってしまったかのよう。
私は一体何をしていたのでしょう。

とりあえず、コロナが怖くて引きこもっていました。
絵描きは引きこもり(描いてる最中は物理的に引きこもる)と言ったって限度があるわけで、
完全に引きこもったのは人生初かもしれません。

夕方5時を過ぎると感染者数が気になって仕方がなく
ネットでマスク探したり
お菓子食べたり
滅菌器を探したり(注文したのに来ない!)
お菓子食べたり
髪型はアマビエみたいだわ太るわ、
ナメクジのような生活に。

さすがに恐ろしくなり
何かしなくてはと考え始めたのは4月下旬。
延期された個展が本来開催されていた頃でしょうか。
そのあたりから、墨ではなくてアクリル絵具のドローイングを始めたり
カルチャーで講座予定のルネサンスの資料を探したり
そんなわけで、現在画室は本だらけに。

カルチャーの講座はルネサンスと解剖図の話しをするはずでしたが、これも延期。
とはいえこれは自分の卒論のテーマでもあり、興味深い大好きなテーマなので
まずはその卒論と資料を探すところから始めました。
何度も引越を繰り返しているので大捜索だろうと思っていましたが
意外にも、一つの場所に全部まとめてありました。
データも当時のノートも全て整理されてあったのには驚きました。
ちょっとしたタイムカプセル、過去の自分に感謝。

いろいろ自分を振り返る時間が持てたと思います。
置き去りにしてきたものを少しずつ拾い上げる、そんな機会にしたいです。

何となく感染者数も減少し、
延期になっていた個展開催の話しも何となく浮上し明るい兆し。
もしかしたら来月からカルチャーも始まればまた忙しくなります。

社会復帰できるでしょうか、
というか、そもそも歩けるかな?
ナメクジに筋肉をつけるところから、まずは始めたいと思います。



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