Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代展「トーテム=団結の装置」朱宮神仏具店 その1

2021年02月04日 09時22分46秒 | 展覧会予告


山梨県・甲府の朱宮神仏具店さんで、4ヶ月間の作品展示が始まりました。
●shumiya art window vol.13 亀井三千代展「トーテム=団結の装置」
2/1~5/31 朱宮神仏具店
作品は左から「月のトーテム」「ブラフマン」「太陽のトーテム」です。

夜はライトアップ、日中はこんな感じ。

この展示のお話しは、日本画と漆芸の作家グループ「座の会」でご一緒している
漆芸家の いらはらみつみさん から頂きました。
「5mほどの金箔貼りの壁だよ~すっごく素敵だよ~」と聞いていた
というか、呑みながらそれしか聞いてなかった。



昨年、秋頃に山に行く計画があり車で登山口を目指したが、高速でもの凄い渋滞にはまった。
多分コロナのせいだけど、これだと夕方4時に山小屋に着けない、
もう絶体に着けないことがわかり急遽予定変更。
山小屋を断って高速を降りた。

そこは甲府付近。甲府?甲府って何かあった気がする
そうだ、いらはらさんだ!!ということで
図らずも朱宮神仏具店さんの下見をすることになりました。

この時点では展示に関しては全くノープラン。
でも現地に行って観音様を見た瞬間に全て悟りました。
っていうか観音様聞いてない、これ一番重要じゃんか いらはらさーん!!(@_@;)

成功、だとか失敗だとか関係ないけど
この展示に関しては観音様を無視しては絶体に成り立たないと思ったわけです。
つまりこの展示は「観音様とセット」だ。



それからプランを練りました。
私には、ビルの上にそびえ立つ観音様は、一種のアンテナのように思われました。
アンテナって受信機、あるいは逆に電波塔でもいいわけですが
そのようにどこかとどこかを繋ぐためにそびえ立つもの。
そして、その想いは先祖へ繋がるものでもある。

そこから「トーテム」のイメージが涌きました。
私は転校生で京都と東京と2箇所の小学校に行きましたが、どちらにもトーテムポールがあった。
遊具ではないので、トーテムポールで遊ぶことはなかったが一種の象徴でありました。
これは民族的な団結を表わすシンボル、通常動物がモチーフだそうです。
情操教育に結びつくので、なるほど小学校にあるわけですね。
私は、このコロナ禍にあって私なりの「トーテムポール=団結の装置」を作ろうと思いました。
甲府の人々と結びつく、観音様と結びつく、先祖へ結びつく、それを私のモチーフ「身体」でやるにはどうしたらよいか。
というのがテーマになったわけです。

長くなるので、続きは その2 へ。ふ~( ̄。 ̄;)

この展示は「shumiya art window」というシリーズで展開されていて私はvol.13です。
歴代の作家さんがアーカイブされいますので是非ご覧ください。
冒頭の、ディレクター 井坂健一郎さんのコメントが全てを表わしています。
→ ★ shumiya art window
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