Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

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11月は矢のように過ぎ

2020年12月01日 09時43分14秒 | 日記

画像は『Kaの八』2016 郡司宏 作品 どういう意味なんだろ…



11月中は慌ただしくあっという間に過ぎ去った。
猫の展覧会が一つ。これが今年最後の展示でした。
その間に法事で京都へ
弟は海外へ長期赴任
弟から引き継いで母のケアマネさんに会う
水墨の関係で制作中の動画を撮影
その翌日にスライドレクチャー
間を縫うように新しい紙での大作制作…
そして何より大切な先輩作家が亡くなった。

「絵を描くことは渇望だ」

常にビール呑んでる「アル中」で「ヘビースモーカー」という”ザ・画家”。
無頼を体現したような人だったので
たまに手を焼きましたが、その分多くのことも学びました。
一緒に呑むのは楽しかった~(カラオケも笑)。

亡くなったことが未だに受け入れられず妙な感じですが、
そういえば父の時もそうだったなぁと思い出したり…。

葬儀には出られなかった。
コロナで人数制限があったものの、無理にぶっちぎれば出席できそうでしたが
元気な時の姿がまだ瞼にあるので精神的にちょっと無理。
不思議なもので、作家はいなくなっても作品が残る。
まだその作家とつきあっている感覚が強いのです。

私もいつかはこの世を去る。
この世とは一体何だ?そして命とは??

画室の壁にはささやかながら愛着コレクションを掛けています。
どの作品にも思い切って購入したときの思い出がある。
お金に余裕があるわけはなく、できるだけ画材につぎ込みたい。
でもどうしても作品が欲しいときもある。
描く方だって身を切る思いで描いている。
買う方だって血みどろだ。
生の実感はある。そして、いいなぁ~と思って眺め日々生きている。

「生きられるだけ生きる」
どれだけ生きるかはわからない。
でも自分を余すところなく使い切りたいと思っている。
結果的に何かに貢献できていたらいいな、と思う。
頑張る。