東京芸大生モード。

2006-11-10 23:58:00 | ・大好き☆建築あれこれ
早稲田大学エクステンション建築講座の見学会。
上野界隈を歩く。秋の青空が気持ちよい。

晩年の岡田信一郎・黒田記念館(1928・昭和3年)
全面スクラッチタイル。
ファサード中央にはイオニア式列柱、サイドは窓がない平らな平面。
内部空間はまず絵に目がいくようにできている。
竣工当時は天窓から自然光が射す。
構造・設備的にも装飾デザイン的にもマッチしている先駆的な美術館。
岡田ならではの深みがある。明治生命館→似たような雰囲気。

芸大陳列館。
自由な表現、彫金の魅力 退任記念・堀口光彦展開催。

東京芸術大学のいろいろ。正木記念館。
音楽学校キャンパス内にある古い赤レンガのたてもの。
1号館(旧教幾博物館書庫・林忠恕設計)
2号館(旧東京図書館書庫・小島憲之設計)共々、
初めてのご対面で、かなりカンゲキした。
さすが音楽科領内、オペラのアリアが聞こえてくる。

キャンパス内の銅像の台座も見どころのひとつ。
岡倉天心もいらっしゃる。

現在の前川國男さんの東京都現代美術館の前には
岡田信一郎の東京府美術館があった。
明治40年、岡田信一郎は東京美術学校の講師になる。
同年、今和次郎が入学する。

建築家のヨコミゾマコトさんは東京芸大の建築学科出身。
昨日、シンポジウムでお会いした。
天空率がきっかけで、都心ににょこにょこタワーが建ってきた。
自作品「TEM」では東京ドームと同じテントが屋根に使われている。
見上げていると、水面に浮かんでいるような浮遊館があるらしい。
ちなみに昨夜のファッションは黒のジャケットにインナーは赤、ソックスが赤。
やはりどことなく発想もご本人も、芸大モードと感じる。
今でもワタクシ、芸大生ってヒビキにあこがれたりしてる。

タワー物語

2006-11-10 23:51:32 | ・アート・展覧会
パリの美しい風景にエッフェル塔がけこんでいた。
そしたら、ニッポンの東京のタワーに会いたくなった。
富士山とのマッチングは最高なのさ。

INAXギャラリー1で内藤多仲の展覧会を見た。
タワー展・内藤多仲と三塔物語
構造設計の父と言われる多仲の足跡がよく伝わる内容だった。
東京タワーと名古屋テレビ塔、そして通天閣。
3つのタワーは兄弟なのだ。父なる多仲の元に出来上がった。
上のアニキ二人と、下はナニワのやんちゃな妹、そんなイメージか。
名古屋のタワーはすべて銀色塗装でカッコイイ、シブイね。
外気との接触、スカイバルコニーもおもしろい。
通天閣は新世界、じゃりんこチエちゃん、思い出す。

趣味の能楽、展示されていた肖像画「芦刈」は、
のどかでかわいらしい絵だった。
完成した東京タワーを背景に満足げな笑顔で写っている写真と、
ほほえましく通じ合っていた。

1921年(大正10年)佐藤功一が早稲田大学建築科主任を退き、
その後を内藤多仲が受け継いだ。

15歳の時、修学旅行ではじめて東京タワーにのぼった。
好きだった男の子といっしょに撮った記念写真が残っている。
おみやげは何を買ったのか、三角ペナントだったかな。

多仲の息子さんが(本物の)父のことを思いだし語っていらした。
「積み重ね つみかさねても またつみかさね」 そんな人だったと。

木村伊兵衛

2006-11-10 23:25:15 | ・アート・展覧会
★KIMURA IHEI in Paris:Photographs 1954-1955
 Maison Hermes 8F Forum

銀座のメゾンエルメスの8階空間。
レンゾ・ピアノ設計のガラスブロック越しに
向かいに建つcanonレインボーネオンがにじんで、
悪くもなくイイ具合にそこだけスポット、華やか。

こちらではカラー写真を展示。
見おろすガラステーブルに並んでいる。前後交互に置いて飾られている。
それぞれのタイトルもテーブルにダイレクトに書かれている。
大小のラウンドや長方形などのガラステーブルでレイアウト。
セッティング、空間コーディネーターはコンスタンティン・グルチッチ。
1965年、ドイツ生まれ。

さて、伊兵衛さんの写真に集中すると・・
空気が伝わる。パリの空気。
街角のカフェだったり、恋人たちだったり、ネコだったり・・。
素敵。1954-55のパリ。

★Leica Ginza Paris Ihei Kimura
ライカ銀座店では、木村伊兵衛 写真展 モノクロ。
壁に目線の高さに掛けられている。
写真のキャプションタイトルがない。元々タイトルはないのだ。
見る側の想像力がふくらむ。

同じ写真家の展覧会なのに、
カラーとモノクロ、展示方法の違い、キャプションタイトルの有無、
伝わるニュアンス、イメージが変わる。

アメトーク

2006-11-10 00:21:09 | ・映画・ドラマ・舞台
ガンダム大好き芸人、マニアックで笑えるぅ。
両国にある江戸東京博物館「えどはく」って、
そういえば白い木馬に見えなくもない。
特に夜は宙に浮かんでいるようで、巨大でちょっぴりコワイ。

ZのOPでクワトロバジーナがグラサンはずすところ、ドキッ★だった。
サングラス・・・本日のチェックアイテム、アハ。