8月最後の日

2008-08-31 23:54:22 | ・その他・暮らし・日常
ほんとは別のアングルがよかったのだけれど・・。

横断歩道ストライプの手前
この銅像の下で若い男女が語りあっていた。
大学生かな、男の人は自転車ハンドルにぎったまま
ずっと長話してる、笑ってる、楽しそう。
こっそり二人を撮りたかったほどよ。

夏休み終わり~

2008-08-30 23:52:50 | ・子どもの世界
昨日は夏休み学童最終日、無事に終わってよかった。

宮崎アニメの「猫の恩返し」をビデオ上映した。
流れたCMスポット♪ポニョポニョポニョさかなのこ~
みんなくちずさむ、映画みたよって、やっぱり人気あるね。

しんごくんがある事ですねてて 
ミッチが「ああ、すねてるからスネちゃまだな。」って、
そしたら、くだらないダジャレ言ったって、またスネちゃって、
もうミッチとは一生くちきかない、ゆるさないですって。
ありゃ、それゃ困る、冗談だよぉー。
で、いちおうちゃんと謝って、取り消してもらった。
すねてるのもなんだか可愛くて、ついね、
でも、彼は優しい子で感じやすくデリケートなんだったわ、気をつけよう。

帰り道、ゆうきくん、お持ち帰りの荷物いっぱいなのに
そのまま図書館に寄ると、ミッチも返さなきゃいけない本があるって言ったら、
じゃ、待ってるから来てって、それで図書館で待ち合わせの約束をした。
図書館に入ると、ゆうきくんがフロントで何やら尋ねている。
出たーJR時刻表最新号だー。ぶ厚いぞ。これが目的か。
ウワサにはきいていたが電車好きはダイヤを見てよろこぶのね。
マニアックな8歳、二年生よ、ページをなめるように見入っている。
何時発のN700系の停車駅がどうの、常磐線がどうの・・
ひとりごとのような解説きいても、ちょっと???  
でも、なぜかいわゆるてっちゃんとは呼びたくないミッチのビミョー心理あったり。
ソファーに並んで座って、ミッチはサライの仏像特集のページめくってたよ。
なんかふたりで図書館デートみたいで、ミッチはちょっぴりうれしかったな。
まだ雨は降ってなかったけれど、またお家方面途中まで送っていった。

子どもはカワイイカワイイ、子どもには可能性がある、いろんな未来がある。
みんな夏休み学童頑張ったね。次は二学期だ。運動会もあるぞ、ファイト。

早稲田の先生たち

2008-08-29 23:58:15 | ・こころ
私の先生が、そのまた先生と★対談されて、
そのまたまた先生たちを語ってくださるのです。
それはずっと私の希望するところでもありました。
感激して涙がこぼれた。
しみじみとうれしい。うれしいです。
どうもありがとうございます。 
がんばってしっかり予習もせねば!!
★今井兼次著『建築とヒューマニティ』1954年より  →↑

無限発展の美を想う

2008-08-28 00:22:05 | ・大好き☆建築あれこれ
スイカ割りで、目隠をした子どもを「こっちだよ。」って誘導 、
手をずっとたたいたので、赤くなってしまいました。
手のひらをのぞきこんだななこちゃんが「いい手相だよ。」って、
「えっ、ほんとに? もしや占い師?」

8月は27日は
20世紀を代表する建築家・ル・コルビュジェ(1887~1965)が
亡くなった日でした。43年前です。
去年は学童のまさくんとピロティ将棋をやって偲んでいました。

国立西洋美術館のコローの展覧会は思った以上にヨカッタです。
常設展19世紀ホールと2階を結ぶランプ(斜路)の人の流れ、
しばらく眺めていました。トップライトの三角形も見上げながら。
そして、自分も空間の変化をゆっくりと味わいながら歩きました。
そう言えばこちらは雨樋が屋内にあるのです。
いつか屋上庭園や旧館長室トイレも公開して見せていただきたいです。
コルビュジェ設計の美術館が日本にあることをうれしく思います。

★HOTカレーパーティとスイカ割り 

2008-08-28 00:12:56 | ・子どもの世界
朝からカレーづくりの仕込みやら準備でてんてこまい。
頭にバンダナ三角巾、かわいいエプロン姿でチャレンジ。
子どもたちが持ち寄ったタマネギ、じゃがいも、にんじん、
きれいに洗ってピーラーで皮をむいて、切って・・。
でも、タマネギの皮むいてたら涙涙で何とかしてぇ~って。
皮むき器でケガしちゃったり、色々とタイヘンだったけど。
おっきなお鍋でぐつぐつ煮込んで、ああーカレーのいいにおい・・。
関東ではカレーのお肉は豚肉を使うんだよね。2キロ買いました。

いただきますをする前に、
ずっと練習してた♪シャララララ~夢をかなえてドラえもん★
みんなで歌って楽しい気分もさら盛り上がったね。
ミッチ平成版のこの歌も大好きだよ、みんなが歌ってる姿を見られてしあわせ。

ご招待した学校の校長先生や副校長先生、担任の先生たちみなさん、
学童室までおおぜい食べにいらしてくださいました。うれしかったね。
「頑張ったね、おいしいかったです。」と、みんなにおほめの言葉も頂きました。
自分たちで作ったカレーは最高さ! おかわりもいっぱいした!
奇跡的に今日は晴れてくれてラッキー!!
スイカわりもできた~~。
ガンバレガンバレ~ かなり盛り上がって楽しかったよ。
タオルで目隠しされると、まったく感覚がつかめない。
まっすぐじゃなくて、ヘンな方向に歩いて行っちゃうし、
もうちょっと右にカニ歩きだよ~とか、アハハ。
棒でたたくのも意外とムズカシかったけど、何とか当てたよ。
目の不自由な人の気持ちもちょっと分かったんだよね。

山形産 尾花沢西瓜 チョー甘くて、
八百屋のおじさん こんなにいいやつ、負けてくれてありがとう。
みんなで食べたらほんとおいしかったね。
セミは鳴いてたし、今年の夏のシーンとしてミッチの胸に確かに刻まれたよ。
チェキでちょうどナイスショットのイイ写真、自分でバッチリ撮れたから、
特にさとちゃんの、スカートひらり軽やかに一刀、ミッチそれもうれしかった。

ミッチの胸元にはもさこ、もさこのエプロンさ。→ ↑
もさこは学校の飼育小屋で飼ってる白うさぎ、女の子。今日も元気だった。
目がめっちゃ大きくて美人なのー ちがう美兎、かなりの美形うさぎちゃん。
ポッケの左右に隠れてたピカ(ちょっとアゴ出てる)とパンちゃんの分身。
(さすがにうちのほんもののパンちゃんは連れて行けない)
みんなに見つかってもみくちゃ、平気、今度洗濯機お風呂に入れてあげるよー。
無事に夏の大きな行事が終わってほっとした。
おつかれさまでした。大人たちはアイスコーヒーで心地よく乾杯さ。

ハスノハナ シ

2008-08-27 00:31:18 | ・子どもの世界
午前中、学校のプール講習が雨模様で中止になっちゃって、
そのまま水泳コーチの大学生のおにいさんが遊びに来てくれて、
それで特に男子はうれしくて舞い上がっちゃって、取っ組み合いモード。
その後、とにかく落ち着かせて座らせようと、ビデオのデジモンを流した。 

で、女の子は集まって、なぜか男の子誰が好きかの話になって・・。
ミッチのタイプは?と聞かれて、そうね、子どもの昔から・・・
顔が丸くて声が良くてやさしくて正義の味方でお勉強ができてカッコ良くて・・。
あっ、アンパンマンじゃないからね。ジャムおじさんもちがう。
ハートマークの相合い傘をかいて(なつかし)、相手は誰にする?

「あたしの好きな男の子教えてあげるよ、耳かして、れんくん!!」
ただいまデジモン見てよろこんでるぞ、たしかにイタズラな笑顔がカワイイ。
でもさ、水鉄砲を向けてミッチのおっぱいねらえーとか困るんですけどね、
れんくんモテモテ。

今夜のNHK知る楽火曜日をみてたら
永井荷風の゛荷゛ってハスの花、ふぁっと風が運ぶ蓮の薫り、
エロスのシンボル、文学を通して恋愛を運ぶ その運び手でありたかったのでは?
それと 何より 心の自由!! ですって。
なるほどね・・なんてね。荷風さんてば女性好き 鼻の下のびのびだもんねー。
明日はホットカレーパーティー!! みんなで作るよ!! スイカ割りやりた~い!!

涼の六様

2008-08-25 00:18:48 | ・講演・セミナー・シンポ
★特別展 日本の建物 江戸東京たてもの園
★第2部「建物と夏」第3章 涼の六様
展覧会図録冊子および米山先生ミュージアムトークメモより

★6つのキーワードが誘う「涼」の楽しみ 
1.しつらい 建具と家具
2.中間領域 縁とヴェランダ
3.日除け 庇/ルーバー/ブリーズソレイユ
4.探求
5.水庭
6.涼を生む

1.石見銀山世界遺産を構成する熊谷家住宅(重要文化財)1801年に建築された商家
夏とその他の季節で建具をかえる 代々行われてきた知恵
簀戸(すど)→竹で編んだ戸や簾を障子の枠中にはめこんだ戸
大阪格子または大阪障子 けんどん→タテに上げ下げ
畳に網代が敷かれている

2.内と外を 建物と庭のつながり 建物からいかに庭を美しく眺めるか
★森鴎外・夏目漱石が暮らした住宅→
千駄木町から犬山市 博物館明治村移築・公開
★日本最古の洋風建築 旧グラバー邸→クローバー型形状 三方にヴェランダ配す
★明治天皇命名→泉布観→ヴェランダ・コロニアルスタイル トスカナ式円柱
★旧岩崎家庭園洋館 南面のみヴェランダ 1階トスカナ 2階イオニア
上下でスタイルをかえたコンドルのヴェランダは美しく天下一品!
★内部化されたヴェランダ→旧ハンター邸 サンルーム→旧鳩山一郎邸

◎縁側→ヴェランダ→三方→合理化→南だけ
 吹き放ちは冬寒い→内部化→ガラス窓→サンルーム
○高橋是清邸2階 近代和風 内部化されたヴェランダ逆輸入か

3.「日本建築が古来から特質としてきた日除け深い軒の出には、
深遠な陰影をもたらす効果と同時に、夏の日差しから建物内部を守る目的があった。」

★旧山邑邸1924 フランク・ロイド・ライト 「草原住宅」
深い庇 ルーバーの表現がきわめて効果的 光を取り入れつつ遮る
コントロール→半減 四分の一など 外観デザインのための飾りか!?
◎ライトは建てる前に土地をしっかりとみる。土地の起伏をかえることなく・・

モダニズムは垂直に壁が立ち上がる
★ル・コルビュジェ→ブリーズソレイユ(仏語で「日除け」の意)
デザイン論として確立 ルーバーの持つ意匠的可能性を飛躍的に高めた
黄金比に基づくプロポーション→日除け機能の美しい壁→ファサード構成

→★日本でやろう!! コルビュジェ弟子 坂倉準三 直裁的に引用
★塩野義製薬研究所1961 大阪市福島区
★神奈川県庁舎1966
 コル直伝のブリーズソレイユがもたらす造形的効果と陰影の妙が冴える

★丸の内都庁舎 丹下健三 材を鉄に置き換え 軽さ シックさ表現
 ルーバーを介して防音効果など 一石二鳥!!

★出雲大社庁の舎(ちょうのや) 出雲大社の管理棟 菊竹清訓1963
 プレストレス・プレキャスト・コンクリート 柱のない内部空間を実現
 壁に仕込まれたルーバー 光がうつろいでゆく精妙なドラマを生み出す

★パレスサイドビル 林昌二 (イマイチのマイ写真 カメラレンズに雨粒が)↑
 水平ルーバーをどう支えるか→ 縦材が雨樋になっている
 お椀のようなカップが雨を受ける 雨の流れが眼にみえる
 日本の夏の表情にいかす なんとすばらしい! 転じれば豊かなデザインになる


米山先生ミュージアムトーク♪

2008-08-24 20:21:26 | ・大好き☆建築あれこれ
昨日は暦の上で処暑とあって、その通り暑さもおさまって随分としのぎやすい一日でした。

江戸東京たてもの園は、来年の春まで総欅(ケヤキ)造りの旧宇和島藩の伊達家の門(大名屋敷の再現のような門!)が出入り口になっています。その瓦屋根の門をくぐると現代からタイムトリップ~、時代を、時間を遡っていく気持ちになって、ムードを高めてくれます。イイ感じです。私はこちらをすっかり気に入ってしまいました。そして、雨に濡れた木々の緑が美しく、歴史ある建物たちが穏やかに迎えてくれました。

★特別展 日本の建物 第2部「建物と夏」 の★展覧会の会期も8月いっぱい、残りわずかとなりました。今年の夏も暑かったです。夏の季節を過ごす先人たちの知恵、建物に見られる「涼」の工夫など、展覧会に訪れてたくさん学習できました。心地よく住むことについて考えました。みなさん、★たてもの園にどうぞ足をお運び下さい。

お楽しみオススメ◎米山勇先生のミュージアムトーク♪も2部では今回で最終回でした。みなさんと名残惜しみつつ、しめくくりたいと先生は、そうおっしゃいました。参加者に母子連れがいらして、カワイイちびっ子男の子参上! です。図録を手にして、展示ケースの京都の町屋の通気性の良い「通り庭」や水をうった「坪庭」を配した模型を、ときおり背伸びしながら、つぶらな瞳でのぞきこんでいる様子はとても愛らしかった。でも、大人に話しかけられるとはずかしくて「ママぁ~。」です。最後に展示目玉のクルクル回すエキサイトな!手動式扇風機といっしょに記念の一枚、ほんとは写真はいけないんです、ダメなんですけど、係のスタッフの方は特別にお許し下さって、その機転の利いたお心遣いに傍にいた私もうれしくなりました。この夏のニッコリ思い出のワンシーン。ボク 元気に大きくなってね。
 
もう一人のお母さんは赤ちゃんを抱っこしたまま、図録に書き込みしてメモを熱心に取っていらした。その頑張ってる姿に私は立派だなと感心しました。米山先生の解説をちゃんと聞き逃さずにいたいという気持ちの表れでしょう。小さな赤ちゃんは胸元でスヤスヤ眠っていました。いつでもどこでもどんな状況であっても自分の学びたい気持ち、ちょっとしたものであっても、それは大事にしたいと私も思います。

米山先生の解説はわかりやすいです。わかりやすさは大切です。わかりやすさが楽しさなのです。また次につながります。先生のトークではときに痛快な!言葉や愉快な言い回しも飛び出します。しぜんと引きこまれ、首をふって、私もよくうなずきます。となりにいらしたあるご年配の男性が、先生の発言のたびに相づちを打って、「ほぉう。」「はぁ、へぇ。」「うん」と、呼吸をあわせるかのようにつぶやいていらっしゃるのがほほえましく可笑しくて可笑しくて、わたしはその場でちょっと笑いのツボにハマってしまいました。それはほんとうに心から出た感嘆の声だったのです。おじいさん(親しみを込めてそう呼ばせてください)、先生の解説は明快で勉強になりましたよね。コルビュジェのブリーズソレイユからルーバーを介して鉄に置き換えた日本の坂倉さん、丹下さん、新庁舎の建物、防音とシックなデザイン、まさしく一石二鳥! あたりのシーンです。

先生も参加者もいつも以上にノリがよくて、キャッチボールの掛け合いも楽しく、これがミュージアムトークのよいところ、魅力だと思います。学生さんは比較的静かに佇んで聴き入っていらしゃるのですが、老若男女、同じ空間を共有してひとつになって楽しみながら学ぶ、なんてすばらしいんでしょう!!

そう広くはない展示空間をいかに楽しくみせるか、随所に工夫が凝らされています。展示企画に関わった学芸員さんたちの努力がそこにはあるのです。空間には夏のしつらい(室礼)を施したひと間が設けられていて、今回は靴を脱いで、そこに上がらせていただきました。大阪障子に籐むしろ、円座は゛お尻が涼しいピンポイント冷房!゛(←コレも米山先生的、ワタクシ聞き逃しません)。風鈴がチリンチリンの仕掛け、涼しいです。第2部「建物と夏」の展示は特に充実した内容ですばらしかったです。

トークが終わってから、私と友人にお声をかけてくださった女性の方がいらして、その方は、以前、市民カレッジの米山先生のお講座で学習されていたそうです。そう言えば、私はその建築講座に市民じゃなくて区民でありながら申し込んだのですが、定員オーバーの理由もあり、やはり外れてしまいました。ザンネンだった記憶がよみがえる・・。われわれ受講者生徒は米山先生を離さないといった感じで、リピーター学習者が多く、先生は支持率が高くていらっしゃいます。早くも来年のことをいうと鬼が笑うのですが、朗報です。★自由学園明日館公開講座 の歴史的建物を見て歩く米山先生との見学会がありますよ、お見逃しなくです。

米山先生、いつもいつもありがとうございます。今回も魅惑のミュージアムトークたっぷりで楽しかったです。お疲れさまでございました。どうもありがとうございました。これから涼の6つのキーワードに沿って復習します。第三部「日本の建築博物館」9月13日~も期待しています。 


「情」を軸に・・・

2008-08-23 00:16:06 | ・こころ
金曜日、子どもたちを見送って、いつもならすぐにお家に帰るのだけれど、今日一日のいくつかのちょっとしたうれしかったことも重なって、なんだか気持ちも明るく、そのまま地元商店街まで歩いて行った。そしたら、なじみの小さな古本屋さんで(建物の間口が狭いのよ)感激の出会いが待ち受けていた。

★「建築有情」長谷川堯 著 中央新書 帯付き!  この本は神田の古書店ではかなりの高値がついている。おなじく長谷川さんの「建築旅愁」(中央新書)こちらも中古本で見つけて既に所持している。初版は昭和52年と54年発行。すごくうれしくて、そして、その場ですぐにページをめくってみた。

かつて早稲田での建築教育に長い間たずさわってこられた二人の先生のお話が綴られていた。そのページが眼に飛び込んできた。内容をまとめると・・。

 建築家の今井兼次さんがしばらく健康を害し、病院で静養をされていた。今井さんにとって師であり、同僚であり、友人であった今和次郎さんが亡くなられたことを聞いた日に、病院の屋上へのぼって、たぶんこの方角が今先生の家のあるところと見当をつけて、その方角に見える東京の夕景色をスケッチをした。その一枚のスケッチ、それをお見舞いにこられた著者の長谷川さんにベッドの上で示された。長谷川さんはそのお話を聞き、その描線の絵を見ながら、深い感動を味わった。すぐれた一人の人物の死の意味が、その画像のなかに悲しみとともに凝結し、それはどんな弔辞にもまさって、描いた人の哀惜の情をあらわしていたと。

私は胸が熱くなった。顔なじみの女店主の方に「この本ほしかったんですよー。うれしい。」と、思わず言ったほどだ。100円でよろしいのか、なんともありがたい。大事に読みます。

これが昨日の今日のことで、この偶然!? 不思議に思いつつも、個人的にちょっとキテル・・つながっているなと、そしてまた明日へと結ばれているのだと感じずにはいられなかった。私にとって眼に心に映る東京の街並みや景色はもはやただの景色ではなくなっている。それは長谷川さんのおっしゃるところの「建築に向かう人の思慕とか詩情を引き出す何かがある・・」きっとそんなところに通じるのだろうと思う。