水仙色

2007-02-28 23:52:39 | ・今月のまとめ
十二ヶ月それぞれに色のイメージがある。
如月は黄色というより、水仙色のイメージ。
弥生三月は桃色。一月は江戸紫って感じがする。

「人にしてもらいたいと思うことを人にもしなさい」 ルカ六章三一節
東京カテドラル聖マリア大聖堂の外壁の掲示板に
折り紙で作られた赤いツバキとスイセンの花が飾られていた。

或る霜の朝水仙の作り花を格子門の外よりさし入れ置きし者有けり
誰の仕業と知るよし無けれど美登利は何ゆゑとなく懐かしき思ひにて・・

水仙色の短い如月は終わった。
新しいハードのコンタクトレンズ、
泣くとまぶたが腫れてパッチン力が弱まる、
毎夜やってくる、レンズが外せないキョーフと不安の瞬間。
如月はどうしようもなく涙色でもあった。

千住滝。

2007-02-27 23:53:41 | ・アート・展覧会
山種美術館で開催中
千住博 展 -フィラデルフィア「松風荘」襖絵を中心に-
(博は右肩の点`表記なし・どうして点がないの?)

荘厳な滝です。
滝が落ちる轟音、速さ、しぶきが伝わってきます。
目に耳に、とても臨場感があります。
浮かび上がるような滝、
展示ではうまい照明のあて方も一役かってます。
なんとも心地よいマイナスイオンをたっぷり浴びました。
この展覧会の後、新しく「松風荘」(吉村順三設計)の襖絵となります。

「フォーリンカラーズ」と題した作品群。
赤青黄色に緑、桃色などなどが色のハーモニーを奏でます。
これらはやはり瀧のような構図でありながら、
上からではなく、下から立ち上がっているように私には思えました。
作品の大きさも関係あるかな。
再び白い滝に目をもっていくと、よりいっそう白く浮きだってみえる。

ふと根津美術館所蔵の「那智瀧図」(国宝)を思い描き会いたくなった。
そして、やっぱりあのほんものがみたい。
修行僧のごとく激しい滝に打たれたら、私も生まれ変われるだろうか。

銀ぶら。

2007-02-26 23:18:48 | ・お気に入り空間・街並み
絵かきさんのゆきちゃんの初の個展に出かけました。
ゆきちゃんとは、以前、職場がいっしょだったんです。
ゆっくり絵を描くことに専念したいと、今はフリー。
会場となっているGT2→ GALLERY TSUBAKIは
銀座中央通りをはさんでINAXのお向かいあたり。

ゆきちゃんの描く絵は、
たんぼ、くも、そら、明るい色調の風景画の油絵です。
都会を飛び出して、旅に出たときのスケッチを元に描いたそう。
それら大小が白い壁にレイアウトされ、まぶしく輝いてました。
上手だな、才能のキラメキにうっとりしてしまいました。
ゆきちゃんにピッタリイメージのピンクのガーベラとチューリップの
お祝いブーケをプレゼントして、おめでとうを伝えました。

銀ぶら、今日はひとりじゃなくて、やはり同じ職場のお友達と。

写真の→
地下螺旋階段をあがると、地上右斜めに資生堂パーラーが現れる。
リカルド・ボフィルの赤いのは中央通りからよくみてるのにね。
下から立ち上がってきて、目にいつもと違う登場の仕方だ。
ランチしてお茶して、おしゃべりも弾んで楽しかったな。

小石川植物園本館

2007-02-25 18:28:29 | ・大好き☆建築あれこれ
1939年(昭和14年)竣工 設計 内田祥三

この建物、かなりおもしろい形態してます。
かなり目を引きます。
残念ながら内部には関係者以外入れないのですが、気になる。
この中央塔は何のために? 時計のため?
格子状の窓枠から階段が見える。
なるほど、東大ね、内田さんね。
とはいっても、建物についてのちゃんとした解説がほしいな。