猫が大好きだったという作家の大佛次郎、横浜にある彼の記念館にはいったい何匹のネコがいるのでしょうか。大佛次郎が書いた童話があります。「スイッチョねこ」絵本が出ています。゛しろきち゛といういたずらなネコが主人公の可愛らしいお話です。 ★しろねこ友だちニャン →
「あんな いい こえを している むしだもの、きっと、たべて うまいに ちがいないなぁ。」
しろきちは おかあさんねこに つれられて、おいしゃさまの ところに まいりました。
おいしゃさまは、りっぱにひげを はやした、おじいさんとらねこでした。
このこの おなかを きるのですか? おかあさんが しんぱいそうに・・
きの ちいさい しろきちは わっと なきだしてしまいました。
さぁ、たいへん、しろきちのおなかの中で虫がスイッチョーと鳴くのです。
気になるつづきは絵本を読んでくださいね。フレーベル館から刊行されています。絵もステキ。
大佛次郎は「子供たちに向かって作品を書いていると心が浄められるような気がする」と語ったそうです。代表作である鞍馬天狗シリーズの゛角兵衛獅子゛は昭和2年から3年にかけて少年倶楽部に連載された作品で、です・ます調で丁寧に書かれています。文章に品格があります。登場する杉作少年は自分に親切にしてくれた鞍馬天狗への恩を忘れずに命を懸けた勇敢な振る舞いをします。新撰組の近藤勇もたとえ味方の不為になったとはいえ立派なものだと考えたのでした。言葉を大事にしながら忘れてはならない人間性を織り込んだのだと、弱い者を助けること、正義と勇気を少年たちに向けて訴えているのだと読んでいて感じました。そして、私も、周りの子どもたちに対して心が開けるような大人、自分でありたいと思ったのです。天狗のおいちゃんみたいに・・・。
「あんな いい こえを している むしだもの、きっと、たべて うまいに ちがいないなぁ。」
しろきちは おかあさんねこに つれられて、おいしゃさまの ところに まいりました。
おいしゃさまは、りっぱにひげを はやした、おじいさんとらねこでした。
このこの おなかを きるのですか? おかあさんが しんぱいそうに・・
きの ちいさい しろきちは わっと なきだしてしまいました。
さぁ、たいへん、しろきちのおなかの中で虫がスイッチョーと鳴くのです。
気になるつづきは絵本を読んでくださいね。フレーベル館から刊行されています。絵もステキ。
大佛次郎は「子供たちに向かって作品を書いていると心が浄められるような気がする」と語ったそうです。代表作である鞍馬天狗シリーズの゛角兵衛獅子゛は昭和2年から3年にかけて少年倶楽部に連載された作品で、です・ます調で丁寧に書かれています。文章に品格があります。登場する杉作少年は自分に親切にしてくれた鞍馬天狗への恩を忘れずに命を懸けた勇敢な振る舞いをします。新撰組の近藤勇もたとえ味方の不為になったとはいえ立派なものだと考えたのでした。言葉を大事にしながら忘れてはならない人間性を織り込んだのだと、弱い者を助けること、正義と勇気を少年たちに向けて訴えているのだと読んでいて感じました。そして、私も、周りの子どもたちに対して心が開けるような大人、自分でありたいと思ったのです。天狗のおいちゃんみたいに・・・。