スイッチョねこ

2008-02-29 00:28:09 | ・読書・新聞・メモノート
猫が大好きだったという作家の大佛次郎、横浜にある彼の記念館にはいったい何匹のネコがいるのでしょうか。大佛次郎が書いた童話があります。「スイッチョねこ」絵本が出ています。゛しろきち゛といういたずらなネコが主人公の可愛らしいお話です。 ★しろねこ友だちニャン →

「あんな いい こえを している むしだもの、きっと、たべて うまいに ちがいないなぁ。」

しろきちは おかあさんねこに つれられて、おいしゃさまの ところに まいりました。
おいしゃさまは、りっぱにひげを はやした、おじいさんとらねこでした。

このこの おなかを きるのですか? おかあさんが しんぱいそうに・・

きの ちいさい しろきちは わっと なきだしてしまいました。
 
さぁ、たいへん、しろきちのおなかの中で虫がスイッチョーと鳴くのです。
気になるつづきは絵本を読んでくださいね。フレーベル館から刊行されています。絵もステキ。

大佛次郎は「子供たちに向かって作品を書いていると心が浄められるような気がする」と語ったそうです。代表作である鞍馬天狗シリーズの゛角兵衛獅子゛は昭和2年から3年にかけて少年倶楽部に連載された作品で、です・ます調で丁寧に書かれています。文章に品格があります。登場する杉作少年は自分に親切にしてくれた鞍馬天狗への恩を忘れずに命を懸けた勇敢な振る舞いをします。新撰組の近藤勇もたとえ味方の不為になったとはいえ立派なものだと考えたのでした。言葉を大事にしながら忘れてはならない人間性を織り込んだのだと、弱い者を助けること、正義と勇気を少年たちに向けて訴えているのだと読んでいて感じました。そして、私も、周りの子どもたちに対して心が開けるような大人、自分でありたいと思ったのです。天狗のおいちゃんみたいに・・・。

富嶽百景

2008-02-28 00:18:19 | ・アート・展覧会
北斎75才、画狂老人卍と称し、
『富嶽三十六景』に飽きたらず、
天保5年(1834)より『富嶽百景』3冊を上梓する。 

★富士ご神体 絶世の美女 ゛木花開耶姫命゛を冒頭に配す。
★孝霊五年不二峯出現 富士が一夜にして出現、「孝霊五年あれを見ろあれを見ろ」
近江の土が飛んできて富士ができた、近江に琵琶湖ができた。

★登竜不二は富士の△黒雲の曲線○にデザイン化されている感じさえ受けた。

構図のユニークさ、動線を誘導する仕掛けなど、北斎の奥深さにただだビックリ。
対象の富士そのものはひとつだけれど、
注ぎ込まれるまなざしが鋭くて、発想豊かで、いくつもの表情をとらえる。
畏るべし北斎やっぱスゴイ。

富嶽三十六景

2008-02-28 00:11:54 | ・アート・展覧会
間近でみたら、めっちゃたまらんキレイで良かったわ。
手元の図録(MOA美術館)をときたま眺めてたが色の美しさが違う。
三十六景と言いながら、裏富士などいれて四十六あるし+4、
三十六歌仙みたいに思っていても、その数でおさまるはずがなく、

北斎さん、うまいわ、スゴイわ、やってくれますわ。
心憎いヒト、当然ですがただのご老人ではありません。
近頃亡くなった片岡球子さんが描いた゛面構 葛飾北斎゛(1971)
凱風快晴を背景にする北斎、あれがそのまま私の北斎のイメージ。

★22 御厩川岸より両国橋夕陽見 
深い藍色の波と、そう、朝焼けじゃなく、確かに夕景なのよ。

私のメモ帳★

2008-02-26 23:47:01 | ・とにかくラブリ~☆
マイメモ帳、1月・2月号。
これは本郷の東大前の文房具屋さんがバーゲンしていて買った。
そうだ、キャンパス内のコンドルさん像に年末の挨拶をした帰りだったな。

やっぱり使いやすい小型のリングメモがよい。
表紙はそのままだと味気ないから、オリジナルイメージで・・。
今回は新年あっぱれねずみくんとパンちゃんシールでキメっ。
次のメモ帳はやっぱり春イメージのピンクかな。
また桜シール貼っちゃうだろうな。

中身は、走り書きから、思いつきアイデアとか、いろいろ書き込んでるの。
秘密のネタ帳だったりする、時には我ながら解読不能だけど。
記念スタンプも押してみたり、山手の洋館シリーズはステキにシャレてるよ。
この前、たてもの園の冬バージョンの゛えどまるくん゛スタンプゲット、◎です。
アナログだけど、このメモがなくてはならぬもので、けっこう大事なんだなー。

こんな感じで、過去のメモ帳、何十冊とあります。これも自分のあしあとね。

アーキテクトセミナー★

2008-02-25 23:12:24 | ・講演・セミナー・シンポ
★東京ガスアーキテクトセミナー2008
伊東豊雄×藤森照信×西沢大良×藤本壮介 さん
プリミティブな暮らし~と題したセミナー
一時間前に行ったのに既に行列、さすがに学生さんが多い。
この豪華な顔合わせだと、参加したくなるというもの。
ケンチクフレンズにも会ったし、そりゃ、やっぱり行くよね。
なかなか面白かった、ちょっとメモを読み直してから、
気になったポイントを書き残しておこうと思う。
とりあえずのご報告・・・。

多摩美の図書館の画がほしいところ、悔しいかな、まだ観てないので、
とりあえず、゛真珠゛を探す前に出てきた表参道のTOD`S。
そうそう会場ビルの窓ガラスから槇さんリニューアル!?の東京体育館が見えた。
ぺったんこなメタリックな兜って感じでした。

華やかなる宮廷建築

2008-02-24 16:42:58 | ・大好き☆建築あれこれ
片山東熊は宮廷建築家として
皇室関連施設の設計を数多く手がけた。 

★東京都庭園美術館で
建築の記憶 -写真と建築の近現代- 展覧会開催中。 
小川一眞撮影の東宮御所(迎賓館赤坂離宮)竹田宮邸などの写真、
絢爛豪華、でも静謐なモノクロ世界に思わず吸い込まれそうになります。
これらの写真は初めての公開らしい。

赤坂離宮につながる四谷見附橋の欄干デザイン イオニア式柱も可愛らしい → ↑

medaillon

2008-02-24 15:41:39 | ・大好き☆建築あれこれ
昭和初期に建てられた<看板建築>のお花屋さん
狭いながらも美しい内部空間、お茶室もあります。
花市生花店、東京都内の看板建築総合ランキング第一位かな・・

外観左右のメダイヨンがカワイイ。
外はガラスの楕円で、3階のお部屋の中は六角形の木枠がはまってる。
★江戸東京たてもの園・東ゾーンにありますから、ぜひ訪れてチェックしてね。


★壁面装飾のメダイヨンあります、帝国奈良国立博物館1894年 → ↑

春一番なんて、ちょいキライ。

2008-02-23 23:17:17 | ・こころ
風が強い日のお出かけは、
コンタクトレンズユーザーにはつらい。つらい。
異物が入って痛いし、涙が出ると、わたしは、
何か悲しくて泣いた気分になって、そのまま気持ちが沈む。
家を出たとたん、案の定、
どっちも、同時両眼ともでサイアクだった。
サイアクだったけど・・・
今や救いのケンチク系は私の生命線です。

ペネロペちゃんのお友達くん、マフラー姿がカワイイぞ。
端布で見つけたけど、何をつくろうかな・・。

★甦る!! シティポップスの貴公子

2008-02-23 00:31:04 | ・山本達彦ミュージック
キャ~達彦さん ブログアップぅー。 
すてきカッコイイジャッケト集めりゃ、キャリアは長いゼ、30年。
わぉー80年代のポップな空気、待ってました!
なつかしい曲アレコレがいっぱい飛び出すのですね。
コンサートチラシはないのかな、あとひと月、広報は大丈夫かしら。
もっともっと宣伝して世にお知らせしないと、せっかくのお祝いですから。
知らなかったなんて、もったいない。
当時、武道館でキャーキャー言ってた彼女たち、みなさん集合ですぅ。

わたし、たまに思います。
自分も含めて、現役達彦ファンの多くは大人になっていくつになっても、
いまだ女子高生、女子大生みたいなところがあるなって。
あの頃のまま卒業してません・・みたいな。
そう、悪い意味じゃなくってね、乙女心のかわいらしさよ、永遠に。
それは達彦さんが変わらずに、私たちをそのような気持ちでいさせてくれるから。
ある意味、リアリティーがない夢のなかの心地よさなのかもしれない。
それでいい、それも魅力のひとつだと私は思っている。
昔より自然体でお話も楽しい達彦さん、キョリは近づいたかな。それもよし。
とにかく魅力満載の達彦さんのアニバーサリーコンサートがとっても楽しみです。
ひとりでも多くの方に足を運んでいただきたいです。

ステンドグラス★

2008-02-22 23:20:22 | ・お気に入り空間・街並み
今夜の゛美の壺゛は日本のステンドグラスだった。

和のステンドグラスは淡い色調だ。
外の気配によって表情を変えるステンドグラス。
ガラス越しの自然、四季の移ろい、
そうだな、内と外をつなぐ、どちらもあわさって感じる美しさ。
ステンドグラスを一枚の絵にたとえたら、余白がほしい。
絶妙な余白がいい、色のないガラスの余白。
そこにたとえば夕焼けの茜色が射したり・・。
図案はね、何がいいかな・・。

かわいいフクロウの彫刻、小川三知のステンドグラス、
施主・鳩山一郎と設計者・岡田信一郎の友情の館また行きたいな、鳩山邸に。

★根津嘉一郎時代の熱海・起雲閣浴室のステンドグラス →↑