ポストバブルの建築シーン

2006-11-09 23:56:06 | ・講演・セミナー・シンポ
今夜のMXテレビ『建築の世紀』までに帰宅できてヨカッタ。
次回の放映予定は日曜日の夕方5:45~6:00です。お見逃しなく。

パラレルシンポたっぶり3時間、ちょっぴり疲れましたが、
中身の濃い充実した時間でした。参加できてヨカッタです。
パネリスト各々面々はバラエティにとんでいらして面白かった。
サングラスのまま、写真家の金村修さん、名前バッチリ覚えた。
写真の腕よりトークの技のほうが上じゃないですか? なーんてね。
パラレル・ニッポン 現代日本建築展 1996-2006
この展覧会は約10年間にわたり海外を巡回します。


アーク森ビルの国際交流基金国際会議場。
ライトをまったく落として、あの暗闇でのプロジェクター画面への凝視は、
長時間だと眼への負担がかなり大きいので(しかもメモとりづらい暗さ)、
前半はなるべくスルーして後半に温存していた。

米山先生の今日の発表は、この一連の完結編というべきか、
写美のカフェトークと先日のえどカル対談を拝聴していたので、
それを踏まえ連動性がうかがえて、さらに理解が深まりわかりやすかった。
藤森先生とのお話とも作品とも結びついて、なるほどと、思った。
藤森作品には確かにカマンベールのようなシューレアリスムは存在しているはず。

そして、あらたなるリアル、改めて伊東豊雄さんの存在に注目、気になった。
そうか、伊東さんの作品、建築写真にはしぜんな人の姿が写しだされているのか、
それは少し意外だった。「メディアテークで外観がとらえきれなくなった」(藤森)
「モダニズムを内から壊しにかかっているのではないか」(米山)と、
どこかで線がやはりつながっているのかな。
酔うとご本人、東京キライの発言が飛び出すらしいのも、何か手がかりか。
2月に伊東さん自ら語っているのを伺ったが、その時はあまりよく掴めなかった。
気になる、ぜったいチェック◎しなきゃ。