5月を顧みて

2006-05-31 23:55:37 | ・今月のまとめ
もう私は、五月をさつきと呼びませんから。
いつもは、5月を五月とし、さつきとするのですが。
こんな青空の少ない5月なんてキライです。
お天気よくないのが続くと、やっぱ気分的に明るくなれない。
私の大好きな、さわやかな五月を返してぇ~~。
やっぱり五月は青い空と緑のまぶしさがポイントなのです。
と、ぼやいてばかりいないで、ちゃんとやってね、みちよちゃん!!
うん、わかってるけど、なにかとスケジュール満載やねん。
だから、まだアカンよ梅雨入り、雨ふらんといてぇ。
明日は新宿を味わうのだ。お天気がよさそうだから風景が映える、絵になるゾ。

2006/6月もファイトなのだ。
そうだ! はじめての・・ライト空間体験。
「明日館」見学★ドキドキが待っている!! とっても楽しみ★
W杯もあるしね。

⑩戦後住宅対決

2006-05-31 23:53:04 | ・大好き☆建築あれこれ
 スカイハウス 1958 塔の家 1967
         菊竹清訓  東孝光

コルビジェははたしてスカイハウスを見たか否か。
ル・コルビジェセンターの造形にスカイハウスの影響が!?
とっても気になるところです。
詳しくは→ 新建築住宅特集2004/10月号 米山勇「名住宅ダブルクリック05」

えどはくカルチャー建築対談講座
この建物がすばらしい~対決編~ 米山勇×藤森照信
とってもおもしろかったです。
対決させてみたい建築作品がまだまだありますので、またぜひお願いします。
お二人の先生方、濃い内容の楽しい時間をどうもありがとうございました。
次回は、゛この住宅がすばらしい編゛ 6月24日土曜日です。


⑨未来の重文対決

2006-05-31 23:46:22 | ・大好き☆建築あれこれ
国立屋内総合競技場 1964  丹下健三
東京カテドラル聖マリア大聖堂 1964 丹下健三

ひとり丹下さんワールド対決ですね。スゴイです。
どちらも東京オリンピックが開催された年にできあがったのですね。
こんな大きな仕事を同時にやりこなすとは、さすが丹下さんです。
構造と表現がみごとに合致していて、力強いです。
丹下さんの創造力というのはやはりスゴイものがありますね。
藤森先生は、代々木の体育館は、世界に出して勝負できる
国宝だとおっしゃいました。
カテドラルも未来の重要文化財まちがいなしですよね。
丹下さんは、洗礼を受けてこちらの地下に眠っているのです。

次回6月3日新日曜美術館の特集は ゛建築家・丹下健三゛です。
お見逃しなく・・。 

ほのちゃん&たいちくん

2006-05-31 22:53:21 | ・子どもの世界
このふたりは、カワイイおねえちゃんとカワイイ弟くん。
女の子と男の子だけど、お顔がそっくりで、姉弟だとすぐわかる。
今日はめっちゃめちゃイイお天気で、校庭でいっぱい遊んだ。
たいちくんは、ミッチのシューズにキラキラスパングルがついていたのを
みつけて得意げによろこんでいた。
Tシャツの下にのぞいていたタンクトップも虹(色)みたいだと反応。
ちびっ子だけど、ホント立派なおしゃれさんなんだよねー。

一年生のたいちくんは、ちっちゃくて、色が白くてポチャッとして、
ちょっと天然くるくる栗色ヘアーで、まだ赤ちゃんみたいにカワイイ。
走っていると運動靴が脱げちゃうの、だって靴が大きいんだものね。

丸太にもたれかかって、そのたいちくんを
後ろから両手でかかえこんでいた時、不思議な感覚があった。
まるで、たいちくんが本当の弟のような錯覚をおこしたのだ。
それは、ウン十年前のまだ小学生だった私と弟。
フラッシュバックした。
そうそう、やっぱり同じような姿勢で、
背後からこうやって弟を抱きかかえていたことを思い出した。
何枚か写真に残っていたことも思い出した。
私たちは五歳違いなので、子ども時代の年の差としては大きい。
私が四年生や五年生の頃は、保育園が終わる時間帯に弟をお迎えに行っていた。
自転車の後ろに乗せて、まるで小さな母親だった。

そうか、たいちくんは、たーちゃんに似ているんだ。
私は、ほのかちゃんみたいに、かわいらしいお顔の姉ではなかったけれど、
この二人みていると 幼かった自分たち姉弟のことがよぎる。
もうどちらもすっかり大人になってしまったけれど。
子どもたちをみていると、とにかく自分の子ども時代をよく思い出す。

悪い景観

2006-05-30 23:46:04 | ・大好き☆建築あれこれ
★100景選定・・・・波紋
「美しい景観を創る会」
会のメンバーは、来都市計画・建築・照明・土木・国土計画など専門家。
銀座の看板「風格なし」
高架下の日本橋「あまりな仕打ち」

★「悪い景観100景を考え直す」
あさみ新聞 あさひ新聞に掲載。
日本橋→「歴史風土と現代技術の融合。これぞ東京という景観」
こちらのサイトは内容が興味深くて面白いけれど、
フォント・字が少し小さくて読みづらい部分があるのがちょっとツライ。

美しいか、イマイチか、サイアクか、感じ方は人それぞれ。

新宿の夜景は「無差別な広告看板の洪水」
それって、新宿らしい夜景を作り出している意味ある要素のひとつじゃない?
って、私は思うけど。

「美しい景観形成を国民運動に」と訴えている。
どこもかしこもぜんぶ美しい景観でなくてはならないかなぁ。
美観でなくても、その景色で何気なくなじんでいる場合もあるでしょう。
それってアカンの? 地元の人の声はどうなの?

一刀両断、プロのおエライ先生方には、どうも反論しにくいか。

⑦昭和初期古典主義対決

2006-05-30 21:37:44 | ・大好き☆建築あれこれ
三井本館 1929重文   明治生命館1934 ↓
             昭和の建物として初めての重要文化財 

このふたつの建物、確かに外観イメージが似ていると思っていた。
古典様式の列柱が並んでいる、それだけで似ていると。
実際にみてみると、日本橋の三井のほうは柱が大きくて太い。
あまり接近せずに、もっと離れてながめてみたいと訪れるたび思う。
内部は一階ホールの総大理石貼り吹き抜け空間が見事らしい。

おしゃれブレスレット★

2006-05-30 21:10:41 | ・子どもの世界
アイロンビーズをひもに通してブレスレット作り。
手首に何重にも巻いて、
じゃらじゃら・・オシャレでしょ。
一番人気は透明ビーズとの組み合わせ。
夏らしくて爽やか、とってもキュート

ふうちゃんゆずちゃんれいちゃん
なかよし三人娘。
キャンディーズみたい、って・・・ふるいわねぇ。
ミッチは♪年下の男の子 よくマネしてたのよん。




大隈講堂のコンペ

2006-05-29 23:56:43 | ・大好き☆建築あれこれ
おっと、うれしや、覚えたてのお名前が出てきたわ。
その名は、前田健二郎(1892-1975)
資生堂竹川店(化粧品部)とパーラーの設計を行った。
時代の寵児であった!!らしい。へぇ~でしょ。
聞いたことないでぇ。京都の?。
ライトの師匠のルイス・サリバンに倣い、絡みあうイラ草の装飾を
壁面に取り入れた。銀座の最初のアールデコ様式建築。

その前田健二郎が早稲田の大隈講堂コンペの一等賞
だったらしい。
岡田信一郎の弟の岡田捷五郎も。
二等がバウハウスに留学した水谷武彦。
三等が矢部金太郎。 

それぞれスカイラインのデザインは、どれもまるい蒲鉾型だったようだ。
確かにちょっとピンとこない。大学の象徴という感じには弱い。
それで、大隈庭園との調和を考えて、審査委員長だった佐藤功一が自ら設計した。
なるほど。

⑥大学講堂両雄対決

2006-05-29 23:07:58 | ・大好き☆建築あれこれ
東京大学1925  早稲田大学1927

ちなみに地球物理学の世界的権威
竹内均先生は東京大学名誉教授であらせられました。

そうねぇ、キャンパスに訪れた雰囲気を思い起こすと、
やっぱり、天下の東大安田講堂は垂直水平左右対称、
道もまっすぐで、ある種の緊張感がある。
その分、校内を無口にお散歩しているだけで、
自分がとても賢くなったような勘違い感も大きく味わえる。
秋に来た頃は、カサカサと落ち葉を踏みしめながら、すっかり、
我、思索する旅人の趣だった。
たまには、赤門をくぐり、ここに訪れて、そう言う息吹を浴びるのが必要かと。

click早稲田は、全体的にもっとカジュアルな雰囲気がある。
大隈重信公の開かれた精神がカモーン、いらっしゃーいと迎えてくれるような。
まともな正面じゃなくて、ななめに建っている大隈記念講堂
外観のスクラッチタイルと内部の宇宙天体をイメージした天窓などステキだわ。
秋の学園祭の頃、キャンパス内でチアリーダーの女学生たちがはじけていて、
若さ爆発、青春だわぁ~と、自分の帰らぬ日々を思い、しみじみしたのでした。
古本市などもやってたわ、その時、買った本まで思い出します。
早稲田イイよねぇ。

竹内 均 訳

2006-05-29 22:00:48 | ・読書・新聞・メモノート
先日、達彦さんから寺田寅彦、そして竹内均先生を思い描いたのですが、
竹内先生は青少年の科学啓蒙に情熱を傾けていらっしゃいました。
自らの著書も多くありますし、訳書も出ています。
それら内容は科学だけにとどまらず奥深いのですが、どれも読みやすいです。

三笠書房 知的生きかた文庫 から何冊か出ています。
自分の人生をステキに生きるための力強いエッセンスがつまっています。
大手の古本屋チェーンでは、気軽に100円で手に入るものもありますから、
読んでみること、オススメ◎です。

スマイルズ著『向上心』 
マルツ著『自分に自信をもて!』
チェスターフィールド『わが息子よ、君はどう生きるか』

オールコット著の『知的人生案内』は、
黄色いメガネがトレードマークの先生ご自身が表紙を飾っています。
ずいぶん前ですが、私はこの自分の本を弟にあげてしまったので、
また古本屋さんで、先生のお姿、お顔を見つけてみようと思います。

★スマイルズ著『自己実現の方法』より 
「気高い思想を伴侶とすれば、人はけっして孤独ではない」 フィリップ・シドニー
「時間と私が組めば、こわいものはない」 →ルイ14世の宰相マザランの金言

君たちはどう生きるか

2006-05-29 12:21:49 | ・読書・新聞・メモノート
吉野源三郎 著
コペル君は中学二年生です。
ほんとうの名は本田潤一、コペル君というのはあだ名です。
コペル君が、友だちからあだ名の由来をたずねられると、なんだかうれしそうな顔をするわけも・・

・・・・・・・・・・
七階建てから見おろす銀座通りは、細い一本の溝でした。
その底を、たくさんの自動車が、あとからあとから続いて流れてゆきます。

雨に濡れた東京の街が、どこまでも続いて、霧雨の中に茫々とひろがっていました。
それは、見ているコペル君の心も沈んで来るような、暗い、寂しい、果もない眺めでした。
遠いものほどだんだん雨の中に煙っていって、しまいには空と一色の霧の中にぼんやりと影絵になって浮かんでいました。なんという深い湿気でしたろう。
東京は、その冷たい湿気の底に、身じろぎもしないで沈んでいるのでした。

東京にうまれ育ったコペル君ですが、こんなまじめな、こんな悲しそうな顔をしている東京の街を見たのは、これがはじめてでした。

コペル君はじっと瞳を投げたまま、そこに立ちつくしてしまいました。
なぜか、眼が離せなくなってしまったのです。すると、コペル君の心の中に、今までにはなかった一つの変化が起こって来ました。

「人間て、ほんとに分子みたいなものだね。」

★ものの見方について 
君は、コペルニクスの地動説を知っているね。
コペルニクスのように、自分たちの地球が広い宇宙の中の一つとして、その中を動いていると考えるか、それとも、自分たちの地球が宇宙の中心にどっかりと座りこんでいると考えるか、この二つの考え方というものは、実は天文学ばかりの事ではない。世の中とか、人生とかを考えるときにも、やっぱり、ついてまわることなのだ。
子どものうちは、どんな人でも、地動説ではなく、天動説のような考え方をしている。子どもの知識を観察して見たまえ。
みんな、自分中心としてまとめあげられている。
それが、大人になると、多かれ少なかれ、地動説のような考え方になって来る。
人間がとかく自分中心として、ものごとを考えたり、判断するという性質は、大人の間にもまだまだ根深く残っている。
自分ばかりを中心にして、物事を判断してゆくと、世の中の本当のことも、ついに知ることが出来ないでしまう。大きな心理は、そういう人の眼には、決してうつらないのだ。

だから、今日、君がしみじみと、自分を広い広い世の中の一分子だと感じたということは、ほんとうに大きなことだと、僕は思う。僕は、君の心の中に、今日の経験が深く痕(あと)を残してくれることを、ひそかに願っている。

☆注 僕というのはコペル君の伯父さんです。二人はたいへん仲良しなのです。
実はコペル君というのは、コペルニクスからこのおじさんがつけたあだ名です。

目に映るもの。

2006-05-29 00:20:45 | ・その他・暮らし・日常
目に映るもの、形あるものに心を奪われるのはしぜんなことだと思う。
かたちあるものが、きちんと見えないでいるのに、
みようとしても、なかなかまだ見えないでいるのに、
どうして形のないものが見えるだろうか。
かたちないものも素晴らしいのは知っている。
その心を忘れてしまっているのではない。

自分の目に映る美しいものをどうして知らずに通り過ぎられようか。
ありがたくも私の目は世の中のたくさんの形を映しているのだ。
形、造形にこだわってもいいと思う。
目に映るもの、形あるものを見つめるのはとても大事なこと、
私にとっては楽しくて、とても意味ある大きなことなんだけど。