ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

7月6日(木) 「劇場の異邦人」「坊やに下剤を」

2017-07-10 18:57:05 | 劇団NLT
午後休とってシアターグリーンへ。

劇団NLTのコメディ・ア・ラ・モード、「劇場の異邦人」、「坊やに下剤を」の二本立てを観て来た。







「劇場の異邦人」は川端槇二さん演出。
NLTを知った時から何度も何度も耳にしてきたタイトルだが、観たのは初めてだった。
(どこかで観たことがあると思い込んでいた)
すごくおもしろい!
すごく好み。
世界中どこの国でも翻訳なしで上演できるというアンドレ・ルッサンの戯曲。
なるほど、そういう意味だったのか。

翻訳は不要でも潤色は必要。

賀原夏子さんが潤色なさったものを、時代に応じて書き換えられてきたのだろう。

舞台のあらすじを説明する俳優がまっさきに登場し、お? と思う。

娘の求婚者の訪問を待ちながら、好きでもないトランプゲームに興じる夫婦。
最初は、トランプゲームの専門用語なのかと思ったが違う。

ジブリッシュなのか?
と思ったが、ジブリッシュでもない。
ちゃんと台本があり、その通りに台詞を言っているのだ。
(ただし台詞を間違えても観客にはわからない。現に間違えた箇所があるらしい)

ちゃんとした日本語ではないのだ。
でも、あらすじの説明なしでも、ちゃんと会話の内容はわかる。
こんな戯曲が何十年も前に書かれていたなんて凄い。
そしてNLTの喜劇は、本当にア・ラ・モードだったのだ。

実際に観なければこのおもしろさはわからない。

特に杉山美穂子さん。
すごい。

嘆息の「すったば・・・・!」
もう一度観たい。
なにごともなければ、もう一度観に行っていたかもしれない。

観たくて観たくてたまらない。
そして上演台本が読みたい。

「坊やに下剤を」は木村有里さんの演出。
これは大昔に観たことがあるような、ないような。

美しく可憐でメチャクチャ言う山崎未花さんと、翻弄される桑原さんのコンビが良い。
こんな妻になら、メチャクチャ言われても嬉しかろうと思う。
また、なかなか登場しなかった便秘の坊や、遠藤香菜美さんの可愛いこと!
お肌つるつる、突拍子もない動き、まさに幼い男の子だ。

小道具の中に、有里さんと安原さんの結婚式の写真があって感動した!

客席には金田賢一さんがいらしていた。
父が高齢者ドライバーの試験に90点で受かった話をしたら、
「うちのも受かっちゃいましたよ」
と言ってた。
心配ですよね。

暑い中、東急ハンズまで歩いてやや熱中症気味になる。
夫と待ち合わせて、ずんだソフト食べて帰宅。

まさか、同じ池袋であんなことになっていようとは夢にも知らず。

その日の空。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 6月18日(日) 「パーマネント... | トップ | 7月7日(金) 私の大切なふたり……… »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

劇団NLT」カテゴリの最新記事