ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

2月18日(水) 「奇跡を起こした犬」

2015-02-19 20:52:28 | 演劇
仕事帰りに夫と待ち合わせて、あさこの芝居を観に行った。









はー。
仕事帰りに芝居を観るとか、すごくいいわ。

こんなに気分が上向くとは思わなかった。

最初に神と仏が出て来た時はどうしようかと思ったけど。
あのポーズは何?
照れる太一の絵とダブった。






さらに仏のたび重なる投げキッスに困惑した。

タイムスリップはもうちょっとあっさりしてもよかったような気がする。

あさこはすごくいい役だった。
誰に聞かせるでもなくボソッと鋭い台詞を吐く。
きびだんごを食べた指を人の着物でそっと拭く。
前を歩く人の着物をつかんで歩く。
あさこそのものな感じ。

一瞬だけ女の子になってしまう場面があった。
変貌を見せたいのだとは思うが、あの演出はあまり好きじゃない。
でも、あさこがやっているだけで可愛くていとおしい。
もはや我が子だ。

あさこたちの仲間(男の子5人+あさこ)が、毎日を一緒に過ごして仲良くなって行く様子をスナップ写真のようなストップモーションで表したのはよかった。
その中で、あさこがいっつも寝ていたのもよかった。

みんなそれぞれが一癖ありそうな可愛い若い男の子たちなのだが、あさこがあんなに大勢の男の子に囲まれてちゃんと渡り合っているのに、また驚き。

これじゃ芝居の感想じゃなくて、あさこ観察日記だよね。

鬼と呼ばれる山賊のボスは「犬夜叉」の奈落みたいで怖かった。

黒い鬼の目と眉と右肩がよかった。
好きなタイプ。

聞き間違いばっかりする黄鬼もおもしろかった。

キジは「犬夜叉」の蛇骨みたい。
きれいだなぁと思ったが、だんだん男らしく見えてくる。

サルは、なんだか知らないがずーっと目が離せなかった。
あちこち削れて整理されるとずっと良くなりそう。

あさこがなついていた龍は、殺された後のあやつられっぷりと無表情がよかった。
これも「犬夜叉」の神楽の屍舞いみたい。

あやつられている死者なのに、ふいに元に戻った笑顔がよかったね~。
そうなると次にはただの屍に戻るしかないのが切ない。

しかし、とにかくみんな動きがいい。
よく鍛えられているわ。

エンディングも「その後の彼ら」みたいなショットが流れて、その時のあさこもよかったな~!

あさこが書き残した記録が後の世の「桃太郎」だったという。

しかし、やたらに犬夜叉と重なる舞台だった。

いいもの見せてもらいました。

あさこみたいないい子がこの世にいる。

客席にいたさーやの、あさこへの愛情もいとおしい。

こんな風に可愛くていい子たちばかりと接して生きて行きたいよ。

浄化されるわ。
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