ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

2月24日(金) 劇団ヨロタミ「代役!」

2017-02-27 19:54:25 | 演劇
終業後、シアターグリーンへ。

劇団ヨロタミ「代役!」を観た。
南井貴子さんが気に入って、また観たいと思ったのだ。
(会社の同僚の同級生でいらっしゃる)

フライヤーにまず惹かれた。
裏と表でこんな感じ。











この裏の5人が代役なんだなとはわかる。

真ん中の赤い方が作・演出の坂本直季さん。
彼だけは二役なのだ。
アイドルと、そっくりな父親。
この父親の出現で代役をたてようという案が浮かぶ。

5人のアイドルは生牡蠣にあたって食中毒、本番の舞台に立てるかどうかの瀬戸際。
スタッフは、大人の紙おむつを用意し、袖口上下に各2個ずつのバケツを用意した。

年末に感染性の胃腸炎にやられた私は、まさにどっちを先にするか状態だったのだが、舞台の本番中の役者がこういう状態に陥ったらどうするのだろうと私はかねがね心配していたものだ。
(自分の数少ない経験から言うと、どんなに下痢していても本番中だけは痛みも下痢も止まり、終わった途端にまた始まるということがあったが、それはただの「冷え」だったわけで、本当の感染症の胃腸炎だったら、そうのんきな状態ではいられないだろう)

その長年の謎が解けた舞台。

5人のアイドルが命からがら劇場に到着するまでのスタッフの右往左往っぷりや、スポンサーの寿司チェーンの社長や株主たちが観に来るという日に、ナマモノにあたったとは口が裂けても言えないマネージャーの苦悩がおもしろかった。

歌って踊って、吐き気や腹痛に襲われるアイドルたち。
その都度代役(劇中でのスタッフ)が交代してダンスやアクションをこなす、そこはおまけのショーで、観客サービス。

作・演出・二役の坂本直季さんが最高。

9月に観た「硝子の途」のような、じっくりした会話の中に笑いが紛れ込む芝居も好みだが、こんな風に出演者が追いつめられて、困って、パニクるのも大好き。

おもしろかった〜!
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