約1週間ぶりに、まともに仕事に復帰。
ウィルス抜けている!
調子いい、と思う、たぶん。
でも、せっかくなのでこのまま節食、節食。
ポケモンを買ってくれたサンタさんとは、
また別のサンタさんが、図書カードをくれた!
それでポケモンの攻略本と、モンスター大図鑑を購入。
さらに、いつか買おうとためていた文庫も購入。
しあわせ~。
しかし仕事。
先週の月曜日、本部命令で始まった、
新しい客注の手配方法、本当にバカバカしい。
やたらに手間がかかって、忙しい。
人間一人分、足りないという感じ。
どういう内容の命令なのか、ちょっと説明してみよう。
(ややこしいけど)
取り寄せの注文のあった本、
まずは出版社に注文する。
出版社に在庫があれば、取次店を経由して、書店に来る。
出版社の規模の大小にもよるが、
「明日、取り次ぎに出します」と言う所もあれば、
「取り次ぎ搬入は1週間後です」と言う所もある。
こちらが電話をかけたタイミングも影響する。
ものすごく運がよければ、
頼んで4~5日で注文の本が入荷する。
ネット書店全盛の今、
「4~5日で来た」=「すごく早かったね!」という図式が、
なかなか世間には理解できないだろうと思う。
(でも、送料はかからないんだよぉ~)
通常1週間~10日間、
出版社の事情によっては2週間ほどかかることもある。
さらに年末年始ともなれば、1ヶ月かかってしまうことすらある。
本部はこう命令した。
(年末年始限定ではなくね)
「出版社に頼む前に、まず全国の支店の在庫を調べろ。
どこかの支店にあったら、そこから回してもらえ。
それで少しでも早く来れば、顧客サービスにつながる」
おお、いいアイディアじゃんと思うのは現場を知らない人。
うちのような小さな店でも、
注文は1日に3件~10件ほどある。
それを、片っ端から、
「あ、これは○○店にある、頼んでみよう」
「あ、これは××店にある、頼んでみよう」
いちいち電話するわけです。
1日中、全国の支店で電話が飛び交っている。
「あれください」
「いいよ、あげるよ」
「これをください」
「それは注文品なのであげられません」
「これありますか」
「今、探してきます、待っててね」
「それはありますか」
「ありそうなんですが、どうしても見つかりません」
今まで、こういうやり取りは特別な場合に限られていた。
出版社で品切れの場合、等々。
それが今後は、
このやり取りが、毎日行われるわけだ。
やり取りの中には、
「先方からの連絡待ち」もあったりする。
そもそも、
どこに何冊あるか、どこに何を頼むか、
それだけ調べるだけでも手がかかる。
あげることが決まった本は、
データ上の処理をして、伝票を印刷して、
ひとつひとつ梱包して・・・という作業まで加わる。
大きい店は、1日中ちょうだいちょうだい言われて、
さぞ大変だろうと思う。
これは出版業界の流れを滞らせると思うのよ。
出版社に頼むことで、活性化していくのだから、
身内で回してばかりいたら、
循環が悪くなって、いずれはおのれの首を絞めると。
物理的にも、
他店検索&依頼専用の電話が1台、
電話用の専用人員が1人、必要なぐらいあわただしい。
もちろん普通に本を買いに来るお客様もいるから、
そちらも無視するわけにはいかないが、
極限まで人員削減した状況で、
1日中、電話をかけたり受けたりしていたら、
「あの店、電話しながら接客してる!」
「いつ電話しても話し中!」
というクレームがつかないとも限らない。
いつやめるんだ、こんなバカげた方法。
絶対無理だって、たちまち破綻するって。
ああ、もうこれだけで転職したくなってくる。