18年発刊。レイフ・GW・ペーション著。45年スウェーデン生まれ。
スウェーデンを代表するミステリ作家。
初めて読んだ作家。途中で犯人がわかった。
事件は一足早く時効を迎えた物語。
スウェーデン在住の日本人の訳がよく
ユーモアあるセリフが多い。
少女レイプ殺人という悲惨な事件だが、全体に重くはなく
楽しめた。イランから移住した高学歴の夫婦の娘が
薬を飲まされレイプ、惨殺された。
イランからという移民問題も絡めている。
小児性愛、児童ポルノ系犯罪もでてくる。
6部に分かれていて、570ページ。
聖書からの引用もある。
「いかなる慈悲も与えるな。
命には命を、目には目を、歯には歯を、
手には手を、足には足を」
主人公、ラーシュ・ヨハンソン。元、国家犯罪捜査局長官。
ある日、突然、脳梗塞で倒れ、一命をとりとめる。
体が不自由になるが、リハで杖で歩けるようになる。
その時の女医から、父は牧師で85年の
レイプ事件の犯人を知っていると話された。
そこから頭痛がまだある日々だが、
事件、捜査を仲間たちと開始。
86年にスウェーデンのパルメ首相が暗殺された。
映画化されなり見ている。
この暗殺で、他の事件の人出不足もあった設定になっている。
〇仕事はできる若い女性介護士だが。
全身刺青とあの多数の輪っかは・・ピアスのこと。
〇暴走気味の男。天と地の間に存在する、すべてのことに口を
出さずにいられない、お節介や。町内会、学校保護者会、親の会、
泥棒を防ぐ安全の会、その他いろいろに~