得能大輔の赤い薔薇の日々🌹 Hybrid Popstar "Daisuke Tokunoh" since2005

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自称宅録作曲家VOL.7【思い出の青いラジカセ】

2007-06-12 | シリーズもの
とくのうです。

久々に自分の備品を紹介するコーナーを再開!
何と前回は1年半以上も前なので久々(笑)
(「カテゴリー」欄の「シリーズもの」のところをクリックすると
過去のこのコーナーの記事が見れると思います)

今日はこの青いラジカセ(写真)


実は僕は路上を始めた頃はギターの弾き語りでした。
(その当時を知るオールドファンはこのblogは見ていないだろうなあ・・・
だって、まだblogを開設していなかったしw)
この頃は、今と比べてまだ凡庸で、誰も立ち止まらなかったし(笑)

だけれども「僕の曲は、こんな弾き語りじゃ全然表現できないよ!」
とある日考え、何を思ったかラジカセを肩に抱えて自分の曲のトラックを
流して歌い始めました。これが、今のスタイルの原型になりました。


その時に、初めて路上に持って行ったラジカセがこの青いラジカセ。
重さは6㌔ほどあり、何と単1電池を8本つかっても2時間しかもたない物。
(ちなみに今の2Wのアンプは単3電池6本で20時間つかえる!)

その後「もっと軽量の白いラジカセ」→「電池式アンプ」と代わって行ったのです。

この青いラジカセを持って、歌って居た僕を知っている方は
今も居るかもしれない。

この青いラジカセは、僕が学生時代東京で暮らしていたときに購入したもの。
だから、もう10年以上使い続けている。
当時は4トラックのカセットMTRで録音。その時のモニター用として、
外部入力のAUX端子の付いているこのラジカセを買いました。
(今となっては、ひどい音質のものなんだけれど・・・)


この青いラジカセには、沢山の曲を書いた思い出や思いいれが詰まっている。
そして、3年前に路上で、このラジカセを使う事を思いつかなければ、
恐らく今のような活動は出来なかったと思う。


当時自分がやっていた「ラジカセ路上」は、大きく動くたびに
CD-Rの音が飛んで、そのたびに笑いを取っていたものでした。
不恰好だったけれど、それが凄く楽しかった。
お客さんが多くても、少なくても、この重いラジカセを振り回しても
疲れないほど、テンションが高かったんですよね。

それが、去年あたりは、いつの間にか、隣のミュージシャンや
ライブの対バンのことを羨むような、華やかな舞台や繋がりが巡ってこない
自分を卑下するような、下らない男になってしまう時があった。

そんな時にこのラジカセは、ひた向きな気分で楽しむ事を教えてくれる。
心の中で、嫉妬や不幸の主人公になりきっている自分を叱咤激励してくれる。
「お前、目の前に人が居てくれるだけでいいじゃないか。
欲ばかりかかないで、目の前の人を楽しませようじゃないか!
好き放題やって、はじければいいんだよ!」って言葉が聞こえてくる。


今もこのラジカセは現役で、キーボード練習用のモニターになっています。
毎日使っています。

たまに路上に復活させようかな・・・


ライブ告知
6/16 BESSIE HALL「かねあい道場」(出番は19:00位から)
6/22 SOUNDCRUE

(どちらも入り口で「得能大輔を見に来ました」で800円に!)

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