めけめけ様の日々雑感

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ラジオ体操がだめなんじゃない。

2006年01月02日 | めけの独善的身体の練り方(我流)
元日は親戚の家で食事会でしたので、できませんでしたが、今日から「みんなの体操、ラジオ体操第一、ラジオ体操第2」とやっております。

先日コメントで、ラジオ体操は「日本人の身体運動を堕落させた」と最近の身体論の世界では言われているという情報をいただきました。
なんだか戦後教育が日本人をだめにしたというような論に似ていますね。
実際どうなんでしょうかね。めけにはわかりません。

ただ、ラジオ体操や一般的な西洋式の体操が、身体論の世界でだめな体操と言われる原因は、「スーパーボディを読む」にヒントが書いてありました。といっても今、手元にその本がないので記憶に頼っているのですが、本には「バレエは固い運動である。教本を見ると手の位置や足の位置の動かし方を矢印で示してあり、まるで人間手旗信号みたいだ。」なんてことが書いてあったと思います。しかし、本の著者である伊藤昇氏は、だからバレエはだめだ、という結論には持っていかずに、「それでも優れた踊り手は無意識のうちに胴体の内部を使って美しくしなやかな表現をしている」と言う意味の事を書いています。

ラジオ体操も同じだと思います。教本の図のとおりに、胴体を固めて、肩関節と股関節だけで体操を行おうとするとそれは、ただの固い体操に堕落してしまいます。
しかし、股関節の捉えを意識し、肩甲骨から背中、肋骨、腰椎から腸腰筋、内転筋を意識して、全身がつながっていることを確認しながら行えば、(要するに胴体を使って体操すれば)ラジオ体操といえども、見下せない立派な体操になります。
先日もちらりと書きましたが、太極拳とは違って体を大きく使って弾みをつけるので、全身に適度な負荷が掛かって身体各部に対するいいストレッチになります。
もちろん太極拳は太極拳で、ゆっくりした動作のなかで身体の連動を意識的に養うのにとてもよいのですけどね。

結論としては「捉えていればラジオ体操もいい体操。馬鹿にできない」ということです。




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