股関節の捉えが出来たと思われた方は、その状態で歩いてみましょう。
それを「捉え歩き」と呼びます。
体操をしなくても、捉え歩きだけを続けるだけでも胴体はすこしづつ動くようになってきます。むろん体操を加えた方が効果が高いのは言うまでもありませんが。
特に取り組み始めた方にとって一番大切なのが、この歩き方を日常生活の中でどれくらい取り込めるかです。日常歩いているときは全てこの歩き方にする、というくらいの取り組み方をされれば、胴体の開発は順調に進みます。一日5分だけする、とか思い出した日にだけするという取り組み方だと開発速度はそれだけ遅れます。
日常歩くときはまったく「捉え歩き」をしない、という場合は体操の量を相当多くやらないと効果がほとんど望めないでしょう。
では、この最重要な動作である「捉え歩き」のやり方を説明します。
①「股関節の捉え」を作って立つ
②静かに半歩片足を出す。すり足に近いほうが良い。
③後ろ足の膝の内側を前足の膝の内側に軽く擦れ合わせるように前に出す。
④以上繰り返し
⑤能や狂言をやっているような雰囲気で歩くとよい。
⑥捉えが作れているか不安になったらその場で立ち止まって手刀のチェックをおこなう。
写真は捉え歩き一歩目です。
それを「捉え歩き」と呼びます。
体操をしなくても、捉え歩きだけを続けるだけでも胴体はすこしづつ動くようになってきます。むろん体操を加えた方が効果が高いのは言うまでもありませんが。
特に取り組み始めた方にとって一番大切なのが、この歩き方を日常生活の中でどれくらい取り込めるかです。日常歩いているときは全てこの歩き方にする、というくらいの取り組み方をされれば、胴体の開発は順調に進みます。一日5分だけする、とか思い出した日にだけするという取り組み方だと開発速度はそれだけ遅れます。
日常歩くときはまったく「捉え歩き」をしない、という場合は体操の量を相当多くやらないと効果がほとんど望めないでしょう。
では、この最重要な動作である「捉え歩き」のやり方を説明します。
①「股関節の捉え」を作って立つ
②静かに半歩片足を出す。すり足に近いほうが良い。
③後ろ足の膝の内側を前足の膝の内側に軽く擦れ合わせるように前に出す。
④以上繰り返し
⑤能や狂言をやっているような雰囲気で歩くとよい。
⑥捉えが作れているか不安になったらその場で立ち止まって手刀のチェックをおこなう。
写真は捉え歩き一歩目です。
感覚についてですが、のりさんの挙げた感覚の両方が正しいと思います。
私の感覚の経験からは、
「グッ」「ズッ」といういかにも乗せた感覚は拇指丘周辺に生じますし、
「スッ」「フワッ」といった浮かぶような感覚はおなかとか、股関節より上の部分で感じるようです。
感覚というものは、擬音だけですとなかなか人に伝わりにくいものですし、個人差もあると思いますので
「○○ッ(擬音)」という感覚が出れば正しい。といったような断定は私にはできません。
例えば、今の私は「たふとふ」とか「ゆあっゆあっ」とか
「ふかふか」と言った感じで歩いていますが、これが人に伝わるとは思えません。
ですので、感覚についてはのりさんが今までの立ち方で立っている時と、「股関節の捉え」を作って立った時の手刀の上がり具合や、首を左右に回旋させて顔を左右に向ける動作をしてみたりする、「自分の中の感覚の変化」に注意して試してみてください。
感覚は思い込みで容易に変わってしまいます。
「これは大家の作で、数億はくだらない」と言われれば、
落書きも名画に見えますし、
「これは、世界に数十本しかない幻のワイン」と言われれば、安ワインも至高の味わいに感じることもあります。
ですから、取り組む際には、こういう感覚が生じるはずだという、思い込みを極力廃して、虚心に自分の感覚と相談してください。
捉えチェックでタクシーを止めてしまいましたか。そこまで、真面目に実践していただければ、少なくとも2ヶ月もすれば、明確な変化が出てくるはずです。カメラで立ち姿を記録しておくと面白いと思います。
私も、取り組み始めの時には、友人や親に
「何でそんなぎこちない変な歩き方しているの?」
と聞かれて困ったことがあります。
「腰に負担を掛けない歩きかただ。」と言って切り抜けました。
余談ですが交差点の信号待ちで手刀を上げる捉えチェックをしていたらタクシーを止めてしまいました。場所を選ばなければいけませんね。
ふくらはぎが収縮して疲れるということについてですが、
足の筋肉が疲れる場合、膝の曲げが不十分ということが考えられます。
もうすこしひざを曲げてみて試してみてください。
また、取り組み始めは、今まで使っていない筋肉を急に使うことになる場合がありますので、違和感が出るかもしれません。
これについては、1週間程度で慣れます。
足の裏ですが、全面が地面に接地して構いません。
むしろ拇指丘以外を浮かそうとすると、疲れますし、効果もないですので、ペタンと着けて歩いてください。
拇指丘重心を忘れずに。
捉えについては手刀のチェック、
体操と歩きの効果を一時的に感じていただくためには、
ペットボトルを使った方法を
試してみてください。