めけめけ様の日々雑感

胴体力関係は、「N氏式胴体力」カテゴリ。

太極拳の起勢2(前提 丸める反ると呼吸)

2006年01月20日 | めけの独善的身体の練り方(我流)
まず前提を整備しよう。
胴体力の三つの動き
「丸める反る」
「伸ばす縮める」
「捻り」のうち起勢に使用するのは「丸める反る」である。

「丸める反る」は胴体力創案者伊藤昇氏の著書「スーパーボディを読む」によると進化論的に最も根源的な動きである。最初の形である起勢にはふさわしい。本書が手元にない為少しあいまいな記憶で書かせていただければ、クラゲなどが水中で「丸める反る」をおこない、それが地上に上がり四足動物になると四足歩行でわき腹の「伸ばす縮める」を使うようになり、人間くらいの認識力を得ると、力を生み出す「捻り」を使うようになるとのことだ。じゃあ魚類はどうなんだろうか?「伸ばす縮める」onlyかなあ。骨盤がないしなあ。おっと、脱線脱線。

「丸める反る」の動きについては
http://www.hiryukai.jp/3motion1.htm
を参考にして欲しい。

そして重要なのは呼吸である。
ここで、腹式呼吸をしてもらいたい。
息を吸うと下腹部が膨らむ。
これは、肺が膨らみ横隔膜が下がり、横隔膜の下の内臓が下方に押されて膨らむのである。
これを腹圧を掛けるとも言う。
また、息を吐くと下腹部はへこむ。
これは、横隔膜が上がり内蔵が元の位置に戻るのである。

ここでは、内臓は水風船のようなものだと認識してもらうといいだろう。押さえるとへこみ、離すと元に戻る。
何度か腹式呼吸をして内臓が下部に圧縮されたり戻ったりする感覚を確かめて欲しい。
この弾力が動きのスタートとなるのである。

さて、それでは呼吸と丸める反るを組み合わせてみるとどうなるか。
体操として行う時には丸める=吐く、反る=吸うと大きく胴体が動かされる。
しかし起勢の時には力を圧縮させる為に逆の組み合わせがいいだろう。
つまり丸める=吸う、反る=吐くである。
前提は以上。次回は起勢の動きに入る。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿