少年メリケンサック（ネタばれ注意）

先日住宅展示場の木下工務店でチケットをもらったので、行こうと思いながらなかなかいけなかった映画「少年メリケンサック」。

一言で言えば


「宮崎あおいちゃん　カワイイ！」

に尽きる。

あおいちゃん扮するレコードレーベルの契約社員がＹＯＵ　ＴＵＢＥ風のネット上で発見したパンクバンド「少年メリケンサック」。
ホモで元パンクバンド上がりの社長（ユウスケサンタマリア）が本人たちに会わずにＮｅｔ上で公開したところ10万アクセスを突破したため、全国ツアーを組んでしまうが・・・

そのバンドはなんと25年前に解散していた。
どうするあおいちゃん？

てなかんじのストーリー。

初回の名古屋ツアーが大失敗なのにツアーが続く点やそもそもなんでそんな古いバンドの公式ＨＰまで存在するのか等矛盾だらけのストーリーなのだがそんなことはどうでもよいと思えるほどのキャストの怪演。

ベースの佐藤浩市が「チ○コでかいのか？」と連呼し続けるシーン。
ギターのキム兄があおいちゃんに牛糞をぶつける暴挙。
ボーカルの田口トモロヲのパンチラが見えずに涙するシーン。
ＧＡＣＴ風ビジュアル系シンガーの田辺誠一の変な行動。
あおいちゃんの恋人の勝地涼のＷａＴ風な歌。
レーベル社長のユウスケサンタマリアの変な経歴。

そして何より宮崎あおいちゃんのコメディエンヌぶり。

移動中のゆれる車内でエロ本の女性の胸が揺れているように見えると喜ぶ佐藤浩市。
佐藤がが必死に揺らしてみている横で田口トモロヲがじっとあおいちゃんの胸を見つめている。
あおいちゃんの一言。
「揺れませんが、何か？」。

固いＮＨＫで篤姫を演じた反動かかなりのはじけた演技。

恋人とのバカップルぶりは直視できないほど・・・

他にも劇中何度も小ネタが。
佐藤浩市が「10万アクセス」を「10万サクセス」と何度もいい間違えるシーン。
花屋の前でのシーンでの車のナンバーが「お　８７８３」（おはなやさん）
飲み屋のシーンでなぜか「あぶない刑事」がやってるとか・・・

言語障害のある田口トモロヲが歌っていたためはっきり聞き取れなかった歌詞。
最後に生の報道番組に出演した際には障害が直りはっきり聞き取れる。
「ニューヨークのマラソン」
が実は
「農薬のませろ」
だったというオチには強引を通り過ぎて苦笑するしかなかった・・・

久々に劇場で映画を見たが十分楽しめた。

お勧めです！！