今年の漢字 《 変 》
「今年の漢字」に選ばれた「変」を書く森清範貫主=12日午後、京都市東山区の清水寺。
変 音読み:ヘン 訓読み:か・わる、か・える
医学用語辞書&辞典 MEDIC-21 から、《 変 》 のつく単語・言葉を抽出してみました。
http://www.mds-net.com/kg/index.html
悪変(あくへん)わるくなること。悪化。
異変(いへん)通常と変わること。変化。「暖冬―」、非常の事件・事態。変事。「―が起こる」。
応変(おうへん)情況に応じて適宜に処置すること。「臨機―」。
改変(かいへん)改めて違うものにすること。変改。「記事内容を―する」「国政の―」。
壊変(かいへん)放射性元素がα線・β線などの放射線を出して他の元素に変化する現象。ラドンに変化する類。崩壊。
外変(がいへん)外国の変事。
カ変(かへん)カ行変格活用の略称。
可変(かへん)変えることができること。また、変わることができること。⇔不変。
機変(きへん)時期に応じて変化すること。臨機応変。
急変(きゅうへん)状態・様子が急にかわること。
凶変(きょうへん)兇変:不吉な返事。
激変(げきへん)劇変:情勢や状態などが急にはげしくかわること。急激な変化。
互変(ごへん)二つのものが相互に変ずること。
再変(さいへん)再び変わること。
災変(さいへん)天変地異。自然界の異変。
サ変(さへん)サ行変格活用の略称。
地獄変(じごくへん)地獄変相の略。
事変(じへん)天災その他の変事。人力で避けられない出来事。警察力では鎮定し得ない程度の擾乱。
国際間の宣戦布告なき戦争。
時変(じへん)時世の変化。その時の変事。
小変(しょうへん)少しの変化。
所変(しょへん)神仏などが、この世にあるものの形をかりて現れること。その姿。化現:けげん。変化:へんげ。
世変(せいへん)世の中の変遷。世の中の変乱。
政変(せいへん)政権の急激な変動。また、内閣が変わること。
大変(たいへん)大きな変事。一大事。重大なこと。非常に驚くべきこと。おおごと。
地変(ちへん)土地の変動。海岸線の移動、土地の陥没、火山の噴火または地震などの地殻変動。地異。「天災―」。
天変(てんへん)天空に起こる異変。暴風や雷・日食・月食の類。
転変(てんぺん)古くはテンベンとも、万物が生滅・変化すること。うつりかわること。
内変(ないへん)内部の変化。また、国内の変事。
ナ変(なへん)ナ行変格活用の略称。
病変(びょうへん)病気になったために現れる変化。[医]「―組織」。
不変(ふへん)かわらないこと。「金は―の物なり」。「―の真理」。
変圧(へんあつ)圧力や電圧を変えること。
変位(へんい)物体がその位置を変えること。また、その変化の大きさと向きを表す量。
変異(へんい)変動すること。生物、特に同種の生物の各個体の形質が互いに少しずつ異なっていること。
変移(へんい)変わりうつること。変えうつすこと。「世の中が―する」。
変域(へんいき)変数の値の変化する範囲。
変易(へんえき)かわること。かえること。変改。へんやく。
変温動物(へんおん)外界の温度によって体温が変動する動物。哺乳類と鳥類とを除く多くの動物がこれに属する。
変化(へんか)かわること。ある状態から他の状態に変わること。「―機に応ずる」。「―に富む風景」。
変改(へんかい)変わりあらたまること。変えあらためること。
変改(へんがい)一度きめたことを変更すること。心変りすること。へんがえ。
変替(へんがえ)変改:へんがいの訛。
変革(へんかく)社会・制度などが、変わりあらたまること。変えあらためること。「社会―」「意識の―」。
変格(へんかく)正規の格式でないこと。変則。変格活用の略。
変額(へんがく)金額が一定ではなく、変動すること。
変換(へんかん)かえること。かわること。「熱エネルギーの電気エネルギーへの―」「仮名を漢字に―する」。
変関数(へんかんすう)関数に数値を対応させる関数。関数を変数とし、その関数を変関数ともいう。→変分。
変記号(へんきごう)楽譜で、音の高さを半音下げる記号「♭」。フラット。⇔嬰:えい記号。
変局(へんきょく)平常と異なる局面。非常の場合。
変化(へんげ)形が変わって違ったものが現れること。神や仏が仮に人の姿となって現れること。
変形(へんけい)形を変えること。形が変わること。また、その変わった形。
変型(へんけい)規格の型と少しちがう型。本やノートの大きさなどについていう。「B5判―」。
変形菌(へんけいきん)真正粘菌に同じ。[医]疑似性・仮性に対し、真症の病気。「―ペスト」。.。
変幻(へんげ)姿がたちまち現れたり消えたりすること。変化の速やかなこと。
変現(へんげん)様子を変えて現れること。
変故(へんこ)非常のことがら。変事。事変。
変更(へんこう)変えあらためること。変わりあらたまること。変改。「進路を―する」「予定―」。
変光星(へんこうせい)見かけの明るさが変化する恒星。連星が互いに他をかくし合うため生ずる食変光星と、
恒星自身が膨張収縮することによる脈動型変光星とがある。
変災(へんさい)事変や災厄。天変地異のわざわい。
変死(へんし)自殺・他殺・事故死など、不自然な状態で死ぬこと。「―者」。
変事(へんじ)変わった出来事。異変。事変。「突然の―」「―が起こる」。
変質(へんしつ)性質または物質が変化すること。その変じた性質や物質。「―した薬剤」。
気質・性格に異常のあること。
変種(へんしゅ)変わった種類。かわりだね。生物分類上の一階級。亜種の下に必要に応じておかれる。
変症(へんしょう)[医]病症の変わること。また、その変わった病状。
変称(へんしょう)名称を変えること。またその名前。
変成(へんしょう)変生:へんじょう。
変象(へんしょう)普通とは異なる現象。
変状(へんじょう)普通とは異なる状態。以前とはちがう状態。
変色(へんしょく)色のかわること。色をかえること。「壁紙が―する」。
変身(へんしん)姿を変えること。また、その変えた姿。
変心(へんしん)心のかわること。心を他に移すこと。心変り。「―して敵側にまわる」。
変針(へんしん)針路を変えること。「15度―」。
変人(へんじん)一風かわった性質の人。変り者。奇人。
変数(へんすう)数を代表する文字が、一つの問題を考察している間、種々の値を取り得るとみなす時、
これを変数という。
変生(へんじょう)成り変わること。特に仏の功徳によって女子が男子に生まれ変わること。
変声(へんせい)声変り。「―期」。
変性(へんせい)性質が異常に変わること。その変わった性質。[医]細胞や組織の正常の物質代謝が何らかの原因で
著しい変化を生じる現象。
変節(へんせつ)節義を変えること。また、従来の主張をかえること。「成行きによって―する」。
変説(へんせつ)今までの自説を変えること。
変遷(へんせん)移り変わること。移り変り。
変相(へんそう)形相を変えること。また、変わった形相。
変装(へんそう)容姿・服装をかえて別人のようにつくろうこと。「眼鏡で―する」「―を見やぶる」。
変奏曲(へんそうきょく)主題に続いてその旋律・和声・リズム・性格などをさまざまに変化させた
いくつかの曲を接続した楽曲。
変造(へんぞう)既存の物の形状・内容に変更を加えること。「証券を―する」「―紙幣」。
変速(へんそく)速力を変えること。「―ギア」。
変態(へんたい)もとの姿・形をかえること。正常でない状態。「変態性欲」の略:性的行為や性に対する関心が
正常でないこと。
変体(へんたい)普通の体裁と異なること。また、その体裁。
変調(へんちょう)調子を変えること。調子が変わること。変わった調子。調子が狂うこと。「体に―を来す」。
変通(へんつう)臨機応変に事を処すること。物事に拘泥せず、自由自在に変化・適応して行くこと。
変哲(へんてつ)変わったこと。違っていること。
変転(へんてん)かわりうつること。「―きわまりない人生」「めまぐるしく―する」。
変電(へんでん)交流を直流に整流したり、周波数を変換したりする。発電所から送る交流電力の電圧を
昇降させる施設。
変動(へんどう)変わり動くこと。変え動かすこと。「相場が―する」「地殻―」特に、世の中の大きな動き。事変。
変分(へんぶん)汎関数における微小変化。変数にあたる関数の変化、あるいはそれに伴う汎関数の値の変化を指す。
変貌(へんぼう)姿・様子の変わること。姿を変えること。「―を遂げる」。
変報(へんぽう)変事についての報知。
変味(へんみ)味のかわること。
変名(へんめい)名を変えること。改名。本名を隠して別に姓名を名のること。へんみょう。「―を用いる」。
変容(へんよう)姿・形を変えること。姿・形が変わること。「見事な―を遂げる」。
変様(へんよう)事物の様態の変化すること。実体が一時的の偶然的な形態をとること。。
変乱(へんらん)事変によって世の乱れること。騒乱。
変量(へんりょう)種々の値をとりうる量。統計で、母集団変量のこと。
雲壌竜変(うんかいりゅうへん)雲が立ち上るにつれて、蛇が竜となって昇天すること、英雄・豪傑が世に出るたとえ。
※意味・コメントは一部省略してあります。[医] 医学用語
【引用・参考・出典】
◆医学用語辞書&辞典 MEDIC-21 MDS
http://www.mds-net.com/kg/index.html
◆広辞苑 Ver6 岩波書店
症状・様態が急変・・・悪化・・・回復・・・緩和・・・治癒・・・良化と!
医学用語で変が使われるときはあまり良い意味の使われ方はないようですね。
悪い意味のほうが多いみたい
お絵かきも、とりさまの消しゴム使いには及びません。脱帽・・・!!!
なんかろくなじがありませんねぇ・・・
年代 漢字 理由
1995年 震(シン・ふる-える)阪神・淡路大震災発生。地下鉄サリン事件。
1996年 食(ショク・た-べる)O157による集団食中毒の多発、学校給食影響。
1997年 倒(トウ・たお-れる)相次ぐ大型企業の倒産や銀行破綻。山一證券廃業。
1998年 毒(ドク)和歌山毒物カレー事件の余波で毒物混入事件が多発・不安。
1999年 末(マツ・すえ)1000年代、1900年代、1990年代の最後(世紀末)。
2000年 金(キン・かね)オリンピックで柔道の田村亮子、高橋尚子が金メダル。
2001年 戦(セン・たたか-う・いくさ)アメリカ同時多発テロ事件発生。対テロ戦争。
2002年 帰(キ・かえ-る)初の日朝首脳会談・北朝鮮に拉致された日本人が帰国。
2003年 虎(コ・とら)イラク戦争の勃発。自衛隊派遣。阪神タイガース優勝。
2004年 災(サイ・わざわ-い)新潟県中越地震発生。台風23号上陸の被害。
2005年 愛(アイ・いと-しい)愛知県で愛・地球博の開催。卓球の福原愛の活躍。
2006年 命(メイ・いのち)悠仁親王の誕生。小学生、中学生の自殺多発。
2007年 偽(ギ・いつわ-る・にせ)不二家・白い恋人・赤福餅など食品表示偽装。
2008年 変(ヘン・か-わる)日本の首相交代やオバマ次期米大統領の「チェンジ」。
これだけも、変な事柄の多いのには、びっくりです。
この企画も、どこかの企業の宣伝なんでしょうね?
日本は、まだまだ、平和で、のんきなのかとーーー。
極める・・・極上・・・ごくらく・極楽!!!
へ~んなえんとりでまた、アホの烙印。とほほ。
それにしてもたくさん!ひぇ~~。
あしたまたあらためてはいけんつかまつりそろ!
今年の漢字っていつからのイベントかぞんじませんが
なんだかあまりいい試みとも思えませんです。
わずかなアンケートというか投票でその字をきめてとか・・あほらし~。
物事に拘泥せず、自由自在に変化・適応して行くこと。・・・でしょう!。
森羅万象・・あらゆるものは変化するから変の付く字が多いのでしょうか?
これだけ変の付く字が多いと変節したくなります。