真佐美 ジュン

昭和40年代、手塚治虫先生との思い出「http://mcsammy.fc2web.com」の制作メモ&「日々の日誌」

ふしぎなメルモ 24話

2007年02月21日 10時04分56秒 | ふしぎなメルモ
第24話  「恋人がいっぱい」

 まんが部の池原成利さんに、手塚先生の変わりに絵コンテの清書をしてもらっておりました。12回目の放送のときには、2つの話に分けて「ひん死の白鳥さん」を始めて演出してもらいましたが、今回は1回分放送の演出を池原成利さんに、お任せいたしました。

 このお話では、「海はあらゆる生命の母である」のナレーションでストーリーが始まりますが、絵はイルカの泳ぐ姿でした。このイルカは当然、次の作品「海のトリトン」の顔見世でありました。

 公園で、タッチのお守りをするトトオ、目を放した隙に、逃げ出す、バイクを走らす、加藤二郎、タッチに気がつき、急ブレーキをかけ、池に落ちてしまう。

 メルモの家で服を借り、メルモの文句を言うが、逆にメルモを怒らせ、服は貸すからと、住所を書かされ追い出される。そんなメルモを二郎は気に入る。

 レコード店に車を止めレコードを買っている太郎、そこをと売りかかった字電車のメルモは、車に泥をはねてしまい、車のドロを拭いている、そんなメルモを、一郎は気に入る。

 がり勉の三朗は本を読みながら歩いていた、障害物など無意識でよけていたが、転がってきた、ピンポン玉を踏んづけて、潰してしまう、トトオが怒り、三朗があやまるが、メルモが、トトオの法が悪いのだから、気にしないでと、いう。そんなメルモを三朗は気に入る。

(その3人がメルモに思いをめぐらすシーンで、踊りのカットまで入れたが、作画に余裕が出来ていた、またギターを弾いているシーンも指の止めに BGがあっているので、アフレコにラッシュフィルムが間に合っていることがわかる、<当たり前のことですが。>)

 メルモは加藤家に服を返してもらいに行く、応対に出たのは二郎の母親だった。

一郎の車で家に向かう3人、恋人について語っている。

 (この車のナンバーなど作画のちょっとしたイタズラがある、後ろにGTOとあり、誰かの車を意識している、またハンドロ中央には作画したスタジオテークの、TAKまでが読み取れる)

 帰宅して3人は、兄弟の意中の人が、メルモであったことを知る。

 三朗が珈琲を入れてくる、太郎がケーキを持ってくる、考え抜いた次郎は灰皿を持って行き恥をかく。 そして兄弟は、メルモの取り合いで喧嘩となってしまう。

 母親に挨拶してメルモは帰る、帰ったことを、母親から知らされ喧嘩していた3人は、メルモのあとを追う。
(次郎のバイクにもはっきりとTAKEの文字が、書いてある)

 メルモの家でメルモは三人の兄弟から恋を打ち明けられた。
太郎はギターを弾いて歌をうたい、次郎は空手の技を見せ、三朗は落語を聞かせる。

そしてメルモとタッチは三兄弟と共に海へドライブに出かける。
(カセットをかけるシーンが出てくる。まだ8(エイト)トラック のテープであることがわかる。そしてかかった曲は、吉見佑子さんの「ふたしかな空」を使わせていただきました。

レコードジャケットは私のページ
http://mcsammy.fc2web.com/JungleEmperor/JungleRecord/JungleRecord.html
にあります。

 海に着いたメルモとタッチ、三兄弟、寝ていたタッチを車に置いて海岸へ行く。目を覚ましたタッチは、誤ってボートに、それを見たメルモが助けようとしたが、とも綱がはずれ、ボートが沖へ流されてしまう。助けに海に飛び込む三兄弟、たどり着いたのは次郎で、タッチも笑った。

タッチの持っていたキャンディで、イルカに変身したメルモは太郎と三朗も救った。

出演 メルモトトオ、タッチ、ワレガラス、加藤太郎、加藤次郎、加藤三朗、兄弟の母。
声の出演 平井道子さん、山本嘉子さん、山下啓介さん、神谷明さん、吉見佑子さん、

作画監督  正延宏三 作画 スタジオテーク
背景 伊藤攻洋さん 水野尾純一さん
仕上げ 木のプロ、スタジオリブ

進行は芝野達弥さんでした。

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